風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

九重山つつじトレッキング その6

2012年06月19日 07時08分53秒 | ハイキング・登山

3日目。朝4時には起きてしまった。雨は止んだようだ。
小さな火でお湯を沸かしてコーヒーを入れたらビスケットで朝食にする。

外に出るとこのとおり、雨は降っていないが展望はないだろうってほどの霧。やっぱり。



                        期待通り?(笑)

雨は降ってないなら登っちゃおうということで、サブザックに必要なものとちらしずしを入れて
5時半に出発。大戸越までは日の当たらない暗い道をヘッドランプを付けて慎重に登っていく。
この慎重にっていうのは暗いからではなく、道がグチャドロだから。

そうして登ること1時間で大戸越に出た。



    急に視界が開けてガスのなか一面ピンク色が埋め尽くす景色が圧巻だった。
    これは昨日の日ではない。すごい!

 自分が一番かと思っていたが、カメラを構えた男性がずっと霧が晴れるのを待っていたようだ。
 ここから登り専用道を登っていく。



     とにかくすごい。ツツジが視界を埋め尽くす。これは一見の価値ありですぞ!

 ここからけっこうな傾斜で下も滑りやすく道もツツジの木が茂っていて狭かったが一人なので
マイペースにゆっくり登ることに。
 途中でお腹が空いたので風の弱いところで昨日作ったちらしずしを食べた。おいし~い。
 ちらしずしはやっぱり山食として大正解だ。

 そうして20分ほど登ったら平坦なところに着いた。



 ここも一面のツツジ。まるでツツジ園である。
 ツツジの迷路の中で山頂標識を探して回るが見つからない。あれ~?

 ここで1人の女性が同じように登ってきたので一緒に下山することにしたら、どうやら途中から
登っている。あ、この先に山頂があるんだね。



そうしてツツジだらけの中を5分ほど進んだらありました。



平治岳山頂です。7時18分なり。

霧で何も見えないので、記念撮影をしたらとっとと下山することにする。

山頂からすぐ見えたテープを頼りに降りて行ったのだが下山専用道のはずなのにどんどん
人が登ってくる。20分ほどしたところで女性が「この道本当に坊がつるに行く道かしら?」と
言うので登ってくる人に聞いてみると違った!大船林道に続く道だったのだ。やっちゃった。

ここからまた登り返し、平治岳の山頂へ。ちょうど1時間のアルバイトでした。やれやれ。

本当の下山道はニセ山頂まで戻ったらちゃんと看板がありました。
しかしここからの道がまたドロッドロでとんでもなかった。こう配もきつく、せっかくがんばって
雨具を汚さないようにしてたけど、もうズボンはドロドロ。

そんな中で1本だけ白キリシマツツジが咲いていた。



                 ちょっと日も差してきてまぶしい。

近くて遠かった大戸越も見えてきた。にぎわってます。



大戸越から坊がつるは1本道なので混み合う前に下山することにしよう。
行きでは汚れないように慎重に歩いていたが、帰りはどうでもよいくらいドロドロだったので気に
せず進んでいった。すれ違う中には山スカにスポーツタイツ、そして靴下にローカットのシューズ
といういでたちの山ガール達もいたが、あなた達、帰りはエライことになりますよ・・・。



坊がつるには9時45分到着。今日は土曜日なので朝長者原から登ってきた人たちが続々と
テントを張っていた。今日は坊がつるはテントでいっぱいになりそうだ。

正直昨日の盗難騒ぎがあったので帰ったらテントが無くなってたりしたらどうしようと思っていたが
大丈夫だった。

テントを片付け10時25分に出発。



雨ヶ峠から長者原への道もこのとおり霧雨で見えない。むしろ坊がつるより天気が悪いような?
道もかなり悪く、登ってくる人も辟易していたが平治岳の下り道はもっとすごいので気にしても
しょうがないですよ~。

そうやって降りてきて、長者原には12時30分に到着です。



流水で靴や雨具の泥を落としますが、なんせ九重の土は取れない!粘着だからっていうより、
たぶん粒が小さいんだろうな。靴の泥は落とせても雨具の汚れは洗濯しても取れなさそうで
げんなりする。黒のレインパンツにしてくればよかった。

適当に泥を落とし、靴をクロックスに履き替えてバスの時間まで30分ほどだったのでお店で
ビールとおでんを頼み、一人反省会。



おでんは1個120円だったかな?安い。13時10分に来る九州横断バスを乗り過ごすと次は
16時台までないのでビールを残してバス停へ。

由布院バスセンターにて亀の井バスに乗り換えて別府へ。お風呂は別府に帰ってからにしよう。
とりあえず、無事下山できてよかった。