正月休みに、なぜかバーボンを買ってきた。
フォアローゼスのブラックラベルである。世界で一番ウマいバーボンだと信じていて、血気盛んな頃(20年くらい前のことだ)は週に5日ほど呑んでいた。
その頃は、バーボンを呑む自分を
「オレ、カッコいいかも」
なぞと思っていたフシがある。
そういうことを思い出すと、顔から火が出るような思いをするのだけど、しかしこのバーボンのウマさは本物だ。
どこまでも濃く、甘いのである。
そういう想い出深い酒を、新年早々、久しぶりに呑んでみる。
燻蒸香が鼻から抜けていき、舌の上にはハチミツのような甘味がわずかに残る。1分もすると酔いが回り、物事の角がとれて、あたりが柔らかくなってくる。
そうして数々の想い出がよみがえってくる。魔法の時間の始まりである。
今年はますます、いろんな分野で文作をしていくことになると思う。しかし表面に出てくる(発表する)文章の背景には、自分の膨大な記憶が埋め込まれている。
表面に現れたものはあくまでもタグなのだ。それらがシナプスのように、20年も30年もかけてリンクしていくのだ。
結局、説得力を持つ文章というのは、自分の体験からしか書けないのだと思う。そのためには自分の内なる声を聴くことになるのだが、それにはこのダウナー系バーボン、フォアロゼのブラックが最適なのだ。
バーボンは、焼酎甲類と同じく、銘柄ごとに味がありますな。
我が家の常駐バーボンはアーリータイムのブラウン。
>最近、フォアロゼのお安いものも、
>マイルドになったように思うのです。
やっ、そうですか。それは白ラベルですよね。今度、試してみます。
そうか、papaどのの家にはバーボンが常駐してるんですな。豊かな家ですなァ。
あれはオトコらしさへの憧れだった気がします
その後、英国かぶれになってしまった軟弱者は今度は飲めもしないのに、スコッチをなめる事にしてティチャーズやベルやバランタインを買っておりました
バランも当時は17年モノで15,000円もしていたのですよ(30年なら80,000円!)
バブルでしたなぁ・・・
スコッチもやはりウマいです。ティチャーズ(って発音するの?)の薬臭さがけっこう好きだった。あとはジョニ黒かな。しかしおっしゃるように、スコッチは美味しいものだと値段が天井知らずであります。
バブルの頃は舶来物の酒が高かった! それでも買ってたもんなー。ああ、バブルよもう一度...。
優雅な年明けでございますね
年末年始は
いつもバタバタと暮れて明けてしまうもので
ゆっくりしたいものですわ
今年もハヤトさんにとって
躍動の年になりますように
優雅に過ごしてしまいまして、申し訳もございませぬ。
今年一年、このように泰然とすごしていきたいもんです。
そうしてますます飛躍しまっす。ありがとうです!
妙味のある文章を書いていきたいもんです。
NEKOさんにとっても、今年はますます飛躍の年になるように!