くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

三島で逢いませう

2006-09-01 12:25:18 | 

Mishima1280

 先週の末、ブログ仲間のNoritanに誘われて日帰り旅行に行って来ましたっ。
 静岡は三島広小路で待ち合わせ。桜屋という鰻屋で昼食を食べる目論見であります。
 ここの鰻はあっさりとしたタレが印象的で、僕はテーブルにあったタレを追加して掛けたほど。しかしあっさりしている分、鰻の旨味やかほりが堪能出来るんであります。川魚の旨味というものを、久しぶりに味わった気がしましたなあ。

 三島は初めて訪れた土地。見知らぬ土地で待ち合わせというのも、普段は味わえないスリルがあるものです。もっともNoritanがしっかりしているお方なので、何の心配もしていなかったけれど。これが悪友M氏であれば、何度もケイタイでやりとりしても
「まだ不安だな...」という状況でありましょう。いっひっひ。

 Noritanのご家族ご友人合わせて10人の大人数(ちびタン1名を含む)。みんなで鰻を堪能し、そこから車に分乗して熱海へ。夜の花火が一番の目的なのであります。
「高台で見られるから、目の前の高さまで上がってくるんですよ」
 ご友人がおっしゃる。
「音がすごい。背後が山に囲まれているから反響するんです」
 ご家族がおっしゃる。
 そうしていよいよ、花火は打上げられたのであります。
 上記お二人のおっしゃる通りでありました。本当に目の前の高さで花火が開く。時折は見下ろす。どちらも初めての体験です。
「熱海の花火は、他とはどこか違うんですよね」
 すべて終了してから、Noritanがおっしゃった。その意味は、何となく分かったような気がしました。
 華美ではないが、質素でもない。人間の呼吸に合ったペースでの打上げ。小さな湾に響く轟音、照らし出されるみんなの顔、山並み。そしてそれらが醸し出す郷愁...。
 いや、これ以上言葉を連ねるのは野暮ってやつですな。夏の終わりの、素晴らしいショート・トリップでした。


追:フィルムが現像出来たら、写真をupしまっす!
追2:この記事は『walkup.sunnyday.jp』“箱根と鰻と熱海と花火”にトラックバーック! 花火の画像ありますぞ。ついでに
『婆修行』“鰻”にもトラックバーック!