くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

ディープ・ブルー

2004-07-22 21:55:37 | 映画
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『ディープ・ブルー』を観てきましたっ。
 驚きの映像の連続です。海中を泳ぐ鳥。軌跡しか見えないほどのスピードですっ飛んでいくマグロ。マリアナ海溝の映像まであるのですから、そのスケールの大きさがお分かりかと思います。
 そしてベルリンフィルの叙情的で躍動感溢れる演奏♪ 特にフルートとホルンが素晴らしく、映像と相まって何度か胸が苦しくなるほどでした。
 たまにはニンゲンをやめてみたい方には絶対にオススメですぞ。



追:サントラ買いそうです。本当にいい演奏だったのだあ~。




ゴッドファーザーpartⅡ

2004-07-18 02:37:52 | 映画
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 昨日(7/17)から築地の東劇で『ゴッドファーザーpartⅡ』が始まりました。いやあ劇場で観るとすさまじい映画ですねえ。100%楽しめました。74年の作品だそうで。デ・ニーロがマーロン・ブランドの声色まで真似ているのがすごいっ!
 ちなみにこの劇場は場所柄のせいかあまり混みません。シートはわりと新しいけど昔の映画館の雰囲気がある、大きくていい劇場です。って撮影するなよ。
 こいつは自分の過去記事『ゴッドファーザー』にトラックバック。意味不明♪


ゴッドファーザー

2004-07-03 08:26:19 | 映画
 マーロン・ブランドさんが一日に亡くなったそうです。はふ~。早朝からびっくりして、それから一寸切なくなった今日は快晴の土曜日です。
 昨年グレゴリー・ペックさんが亡くなったときには、「アメリカの良心」がまた一つ消えた、と言われました。マーロン・ブランドさんは“良心”とは若干違うようですが、それにしてもこんなに大御所の方々が亡くなっていってしまい、これからどうなってしまうのだろうと不安ですね。
 中央区築地の東劇では『ゴッドファーザー・デジタルリマスター版』を上映しております。16日までpart1、17日からはpart2です。デジタル技術によって映像全体が明るくなり、今まで気付かなかったディテールが確認出来ました。何よりも東劇の大きなスクリーンと音響設備で鑑賞すると、何度も観たはずの作品でもやはり惹きこまれます。迫力が違うんですね~♪ 
 それにしてもちょうど上映中に亡くなるなんて、何か運命めいたものを感じてしまうのは大げさでしょうか。
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アメリカの魂

2004-06-02 17:20:53 | 映画
『時空を越えてネットで旅する』“アメリカ合衆国海軍横須賀基地内へ行った”~にトラックバック。
 今年、フォードでGTというスーパーカーが発売されました。こいつは60年代にル・マン24時間耐久レースで連続勝ちしたGT40というレーシングカーのレプリカです。残念ながら日本では発売予定なし。
 こういう車を語るとき、米国人は「Made in Detroito!」と誇らしげに言います。デトロイト。自動車産業の要。ということは米国人の魂もデトロイトにあるわけです。車とともに育った国です。
 そしてデトロイトにはもう一つの魂があります。それはモータウンミュージックです。スティービー・ワンダー、シュープリームス、ジャクソン・ファイブといった大御所はモータウンというレーベルの出身です。輝ける50年代に誕生して、60年代のベトナム戦争、70年代のサイケ、80年代の大不況と、アメリカの歴史の背景に常にあったヒットメーカーでした。
 ここにはファンク・ブラザーズというバンドがいて、彼らの姿をドキュメンタリーとして撮ったのが『永遠のモータウン』という映画です。現在は渋谷での単館ロードショウですが、これから全国で上映されるようです。
 平日に観に行きましたが大入り満員。渋谷という土地柄でも、観に来ている客層の年齢は高めです。僕の右隣には白髪初老の男性、左隣は40代の女性でした。
 ドキュメンタリーというのはやはり説得力が違いますね。全部本物なのですから。そしてベトナムの戦場の光景がスクリーンに流れたときに、マービン・ゲイの『ワッツ・ゴーイン・オン』が。これにはみんなやられてました。隣の男性は懸命にこらえていましたが、どうしても“ウギュッ”という嗚咽が漏れます。僕も踏ん張りましたが、やはりはらはらと大粒水滴が流れ落ちてしまいましたです。
 上記“アメリカ合衆国海軍横須賀基地内へ行った”の中で菜葉木策さんが描いたは大変奥深いです。明るく楽しい色彩の中に歪んだ★がたくさんいる。楽しげにダンスをしているようにも見えるし、悲しみに打ちひしがれているようにも見える。帝国と呼ばれるようになった現在、本当に悲しいのは彼ら自身なのだと思います。
 今日は別の映画を観に行く予定でしたが、行けませんでした。恐らくどの作品も『永遠のモータウン』と比べれば色褪せてしまうからです。ドキュメンタリーというのはとてつもない力を持っていますね。
 ここ暫くはサントラを聴いて、どっぷりと浸るしかないかなあと思っておりますゾ。


ティム・バートン

2004-05-15 11:21:05 | 映画
 今ブランチ観てて、riricoさんにもらい泣きしてしまった。
 ティム・バートンの映像はいつも「まるっきりスタジオセットだよ」という色彩とディテールですよね~。映画は作り物だということを逆手にとった手法だと思います。
 そしてその映像がいつも話題になりますが、やっぱりストーリーが珠玉なんですよね。『バットマン』『バットマン・リターンズ』もホロっとくる設定が入っていたし、『シザー・ハンズ』なんて観たら僕は大変なことになっちまいます。とにかく設定が上手い上手い! ラストに“雪が降る理由”としてもってくるなんてすごい脚本だなあ~って感心しきりです。
 『ビッグ・フィッシュ』これから日比谷に観に行きま~す。勿論一人で(赤目のおやじになる可能性=無限大)。