風の備忘録~ ~ ~

風は林に色や形や音を運んできます
忘れないうちに 忘れないように
短い言葉でメモ memo   
       

私の好きなイギリスの詩人 クリスティナ ロセッティとつながる人々

・画家・詩人ダンテ・ガブリエル・ ロセッティは兄 ・西條八十 ・三井ふたばこ(西條嫩子) ・宮澤賢治  ・金子みすず

銀色さん(作品と作者)

2006-08-23 | 本・映画・ドラマ
昨日、「メール交換」--銀色×HARCOーーを買った。

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銀色夏生さんの本は「つれづれノート」(日記)から読み始めた。
その本に出会ったのは1991年(平成3年)7月8日。
活字だけではなく一見 下手に見えるイラストや、
とても上手いといえない自筆が入った風変わりな日記だった。

不完全さをそのまま出しているようで、とても魅力的だった。
ものの考え方も、そのころの私の心を解放してくれた。

さかのぼって 
それ以前に出された詩や写真が入った「これもすべて同じ一日」をはじめ買い、その後もほとんどの本を買った。

「つれづれノート」は出るのが待ち遠しかった。14冊全部 買った。

「詩」の銀色さんと「日記」の銀色さんとは違和感なく私に入ってきた。

が・・・

 「メール交換」--銀色夏生×HARCOーー

これは違った。

「メール」を媒介とした交流のためなのだろうか?
銀色さんのメールの文体にがっかりした。
初めてHARCOさんにメールしたのが12月6日、7日はきちんとした文体。
でも8日には「です、ます」ではなく、長年 付き合ってきた友人のような
口調のメールになっていた。
もし便箋に自筆で書き封筒に入れてポストに入れた書簡だったら
もっと節度のある文体になったのではないだろうか?

ミュージシャンだというHARCOさん(男性)は最後まできちんとした
気持ちの良いメールを送っていた。

強引に見えるほどに会う約束をしたり、
本を出す枚数になったからと、メール交換を打ち切ったりの銀色さん。
「メール交換」を読むとこういう人だったのとビックリする。

好きだったけれど「さよなら」かな

作品を生み出した人の人柄と
「写真詩集」など魅力的なこれまでの作品は別に考えるものなのだろうか?