goo blog サービス終了のお知らせ 

クリントンの人間力 2月27日 

出来る限り毎日、日記をアップしたいのだけれど、例えばパソコンを前に爆睡してしまったりして、時々スキップしてしまう。昨夜は、ビール一杯飲んだだけで吐き気と胃痙攣に見舞われ、それどころではなくなった。すきっ腹だったからかもしれないが、よる年波には勝てないなあ。でも、一晩寝たら、すっきりした。

今日は、サンプロでの田原総一郎氏によるクリントン前大統領へのインタビューを見た。クリントンは、著書「マイライフ」の日本語版を出版した朝日新聞の招聘で来日し、読者1,000人が詰め掛ける中、フォーラムに参加しサイン会も行なったそうだ。

クリントンの話が、非常に説得力のあることに驚いた。4年後の大統領選挙には、妻ヒラリーの出番がやってくる!?この勢いなら、来るべき時には副大統領に就任!!ヒラリー大統領と至上最強のタッグを組めば、きっと歴史に残る功績を残すことも可能だろう。

クリントンは、党派は違ってもブッシュ大統領には協力すると明言している。政治家としてのイデオロギーの違いはあっても、人間ブッシュ大統領については、好きだと語っている。敵を非難することは非生産的であって、最大限、ブッシュ氏を理解することが、国民にとってプラスに作用することになる、と言いきるクリントンは、非常に人間力の豊かな人物だ。翻って、まず第一に自分自身、そして日本の与野党の党首。器が違うなあ・・・。一気にクリントンのステージに上り詰めることは出来ないが、クリントンの政敵を「非難しない、理解しようとする」姿勢は、見習わなければ私自身にも成長はないと痛感する。

北朝鮮については、終始核問題の重要性に言及した。中長期的スパンでは、拉致問題も重要だが何より核だと明言した。核は、日本にとっても脅威となると語り、拉致問題では、経済制裁が逆効果になることもあり得るので、その構えをみせている方が良いと慎重論だ。拉致問題も日本単独ではなく6カ国協議の場で取り上げていくべきだとするクリントンは、核問題については、十分な検証を義務づけることで、金正日との話し合いは可能だと断言している。ライス女史のクールに切り捨てるような表現と違って、クリントンなら金正日のハートを少しはつかむことができるかもしれない。話し合いが可能だと断言した以上、是非ともクリントン自らが行動に移して欲しいものだ。

著書「マイライフ」は、5cmを超える単行本が上下2冊の超大作だ。実は、早速購入!読めば、クリントンの人格形成の軌跡を追うことができる。黒人が多く居住していたアーカンソン州の片田舎の街で、人種差別が絶対の風潮にあって、分け隔てることなく黒人と付き合うことを本分とした祖父の背中を見て育ったクリントンは、昨夜のスピーチの中で、「箱を見るな、箱の中身を見よ」と語ったそうだ。人の意見に耳を傾け、理解する姿勢を持った政治家が日本でも増えれば、国会論戦も意義あるものになり、よどんだ政治に活力が戻ってくるかもしれない。

日本薬局方なみに分厚い「マイライフ」を、近日中に読破する予定だ。決して平坦ではなかった幼少時のクリントンを、周囲の人格者が支えこんにちのクリントンの礎をつくっていく。途方もなく分厚い本だが、クリントンの文章力が私の心をくすぐり、軽快に読み進むことができる。

宮里藍選手、残念!!
アニカ・ソレンスタム選手の教えに則って、全試合・全ホール、バーディを狙うはずの藍ちゃんが、1日目終了後に、「2日目以降、少し手を抜く???」と思わせるコメントを残していた。オーストラリアの女王・ウェブ選手に敬意を表した!?可愛さをアピール!!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )