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薬剤師勉強会とパパブッシュ 2月21日

今日は、夜遅くまで、地域の薬剤師会の勉強会があった。私の職場の薬局長がジェネリック医薬品の使用動向についてスピーチした。先発医薬品にするかジェネリック医薬品にするか、患者さんに選んでいただく形の処方箋の取り扱いは、全国的にみても取り組みは少なく、症例は少なくても、発表は非常に意義のあるものだった。参加者全員、興味津々に聴いて下さっていた。

大まかに言って、患者さん全体の7割の方が、薬価の安価なジェネリック医薬品を選択される。効能効果は同等であると厚生労働省が認める以上、安く手に入る医薬品を選択するのは当然だ。どちらを選択すれば良いか迷っておられる患者さんに対しては、「医療費抑制のために」と、こちらが発する言葉が決め手となり、ジェネリック医薬品が選択される。決して、どちらかに誘導しているわけではない。オールラウンドに平等に通用する説明に対する、患者さんの選択なのだ。

これから益々、ジェネリック医薬品の品目が増え、患者さんにとっては選択の幅が広がっていく。薬剤師の説明が物足りなかったら、遠慮なく申し出ていただきたい。患者さんの不利益にならぬよう、知り得た情報の提供に、私たち薬剤師は労を惜しまない覚悟だ。

さて、去る19日、パパブッシュ元大統領とクリントン前大統領が、インド洋大津波の被災地の視察に訪れた。この2人は、政治力学を応用して、よく一緒にパフォーマンスをする。悪いことではない。その前々日、鳩山由紀夫民主党ネクスト外務大臣も当地を訪れている。特に、パパブッシュとクリントンとの訪問が、更なる援助の契機となることはもとより、紛争の絶えないこれらの地域において、政治的に意義深いものになることを期待する。

タミル軍とスリランカ軍との武力紛争、またインドネシア独立運動を展開するアチェ州、いずれの地域においても、偏った支援活動は新たな軋轢を生みかねず、万難を排して支援の平等を期することが重要だ。諸外国が公平で公正な援助を行なうことで、紛争を抱えるスリランカとインドネシアが、この大津波を機に、和平への道を歩んで行くことができたら、得るものは大きい。

被災地の復興は、長期戦だ。日本が援助できることは沢山あるだろう。自衛隊も、憲法を気にすることなく、存分に復興支援に協力できる。出来ることは惜しみなく力を注いでこそ、国際社会の中での日本の役割も果たせるというものだ。
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