きょうは沖縄のアメリカ海兵隊グアム「移転」協定を衆院本会議で可決し参院へ送るスケジュールの日。
こうなったのも、民主党が10日の衆院外務委員会で、審議入りしてたった3日にもかかわらず、採決することを容認したからです。反対したものの、可決されるのはミエミエなわけですから、自民・公明に協力したと言うほかありません。
そもそもこの協定、辺野古沖に海兵隊の最新鋭基地を建設することが条件で、そのうえグアムの司令部庁舎、教場、隊舎、学校施設整備にも日本が財政支出するしくみ。
そればかりか、移転後、グアムでの海兵隊訓練の移動経費や活動経費を負担する問題、1万2000人前後の沖縄海兵隊員を8000人削減すると言いながら、定員は1万人を下回らないことになっていることなど、沖縄、否、日本の負担「軽減」などはありません。
そしたら今度は、横須賀に米軍空母の原子炉修理施設が造られている、とのこと。
日本政府や米軍は、「日本では原子炉の修理はしない」と約束していたのです。
これほどアメリカ言いなりの従属状態を続ける政府でいいはずがありません。