1989年に消費税が導入され、きょうで20年になりました。
「福祉のため」に3%で始まり、97年には「福祉のため」に5%に引き上げられました。
そして今、麻生内閣のもとでも「社会保障のため」に2011年度までに消費税を上げる、と言っています。
その社会保障はこの20年間、後退に次ぐ後退。今年度も国民年金保険料は月額250円アップで1万4,660円、介護保険料も多くの市町村で値上げ。
一方でこの間、法人税、法人住民税、法人事業税の法人三税は相次ぐ減税などで182兆円も減りました。消費税収が213兆円なので、その85%超。
消費税は大企業などからの税収減の穴埋めに消えているだけです。
この10年間の大企業・大資産家減税は年間ベースで7兆円。10年間の累計で40兆円。
お金があるところへのこのゆき過ぎた減税と、年間5兆円にのぼる軍事費にメスを入れるだけでも財源はあります。
ということを医療生協の「ニュース」で書いてお知らせしました。