はるかのひとりごち。

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寝台特急に乗って九州へ!その1:「富士」で大分へ

2008年11月14日 23時36分05秒 | たびろぐ九州。

えー、帰ってきてからすでに1ヶ月経ってますが、(^^;;
10月の初めに出かけてきた九州レポ、書いていきたいと思います♪

今回は、帰ってきた直後の記事にも書きましたけど、
東京発の寝台特急「富士・はやぶさ」に乗って、九州へ行ってきました。
来春の廃止が正式に発表されたらきっと混むだろうから、ちょっと早めにお出かけ。
せっかくだから行きも帰りもどっちも乗りたかったので、
まず最初に「富士」で大分へ行くか、それとも「はやぶさ」で熊本へ向かうか、
ちょっと考えた末に、大分行きを選んでみました。
その理由はまた後ほど~。


九州の玄関口、門司駅まで併結して走る「富士」と「はやぶさ」を牽く機関車が、
青い客車たちを引っぱって、東京駅の10番ホームへ入線してきました。
いままでは、大好きだった「出雲」も含め、たくさんの寝台列車が東京駅から出てたけど、
ブルートレインとしては今ではこの「富士・はやぶさ」1本が残るのみ。
賑やかだった10番線も、なんだか寂しくなりました。


この日の宿は、お得意のB寝台の開放型。
廃止はほぼ決定という雰囲気ですが、まだまだ乗ってる人も少なめで快適でした。
それでも、ホームには名残惜しんで写真を撮ってる人がたくさん。

そんな「富士・はやぶさ」は、定刻通り東京駅を出発。
発車時刻は夕方18時過ぎと、寝台列車にしてはちょっと早め。
眠くなるまで、時間はタップリあります。
のんびりと車窓の夜景を楽しみながら、列車は進んでいきます。

横浜に着く手前で、雨が降ってきました。涙雨かなぁ。
熱海・沼津・富士・静岡…と見慣れた駅名を進んでいく寝台列車。
豊橋を過ぎ、もうすぐ名古屋かなぁ、というところで、
併走する線路のずーっと先に、チラッと特徴のあるテールランプが見えました。

うん??あの形はもしかして??

パノラマカーだぁ♪

お隣の名鉄の線路を、大好きなパノラマカーが走ってるじゃないですか~!!
そういえばパノラマカーの運用に、
終点岐阜に0時前に到着するセントレア発の普通列車、ってのがあったはず!
ちょうど時間的にそれだ~!と横に並んだときに撮ってみたんだけど、




なんだかぜんぜんわかんない

でもこれ、パノラマカーですから!!(笑)
ほら、窓の下のほうがなんとなく赤いでしょ??(^^;;
…どっちも動いてるからねぇ、無理があるな、ベテランデジカメじゃ…。
(と、まだ新人さんをまったく出動させてないわたし(←宝の持ち腐れ))

そして、いったん抜かれたパノラマカーに、名古屋駅発車後しばらくしてまた遭遇。
そんなパノラマカーも、もうすぐ引退なんだよなぁ、と思うと、
こうして併走できたことがなんだかすごくうれしくて。
がんばってね、と手を振りながら、離れていく名鉄の線路を見送りました。

大阪を過ぎ、三ノ宮でいちばん遠くのホームにマルーン色の阪急電車を見たりしながら、
結局、眠りに着いたのは「兵庫」駅を過ぎたあたり。
確か「あさかぜ」に乗ったときもその辺まで起きてたはず。
寝台特急に乗ると、寝るのがもったいないというか、寝るタイミングが難しいんだよね(笑)。

途中で何度も目を覚ましながら、翌朝起きたのは山口県へと入ったあたり。
眠るときまでずっと降っていた雨も、嘘のようにあがって気持ちのいい青空が広がってました。
下関で機関車の付け替えを見届け、関門トンネルをくぐり抜け、
いよいよ、熊本へ向かう「はやぶさ」との切り離しの駅、


「門司」駅に到着。いよいよ今回の旅の目的地、九州上陸です!


切り離されて、一足先に出発した「はやぶさ」を見送る僚友「富士」。
そう、なぜ行きに「富士」を選んだかというと、ゆっくり「はやぶさ」を見送りたかったから。
2月に乗った「なは・あかつき」と同じ理由なのでした~。


関門トンネルを通るためのローズピンクの機関車から、
バトンタッチされた赤いカマ。終点大分駅へ向け、出発準備完了です。

「門司」駅を出発して、日豊本線を進む「富士」。
途中、どうしても撮りたかった駅があったんです。それがこちら!↓





USA

USAの隣は「ぶぜんながす」ですからっ(笑)。
ってこれ、「水曜どうでしょう」ファンにはおなじみの駅。
どうバカとしては、「サイコロ1」で出てきたこの絵を撮りたかったんです~(^^;;


そして列車は別府駅に近付いてきました。
見えるかな??見えるかな???と思ってたら、見えたー!!!
あの、ワンダーラクテンチ♪
手前に病院が写り込んじゃいましたけど(笑)、
あの不思議な動きの観覧車も、ケーブルカーの線路もちゃんと見えました!
今回は寄れなかったけど、車窓越しでもまた会えてうれしかった~(笑)。


別府駅を出て、青く輝く別府湾を眺めている間に、終点、大分駅に到着。
東京を出て17時間半の長旅も、ほんとにあっという間でした。
もっともっと乗っていたかったなぁ、といつも思う瞬間。
飛行機でピューッと目的地を目指すのもいいんだけど、
やっぱりのんびり列車に揺られる旅って好きだなぁ。
たぶん、「富士」に乗るのはこれが最後かもしれないけど、
ちょっと切ない反面、たくさん楽しんだ寝台の旅でした~。

さて、まだまだ始まったばかりの九州の旅。
大分から向かった先とは???

「その2」へつづく~♪