はるかのひとりごち。

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寝台特急に乗って九州へ!その2:九州横断!

2008年11月17日 22時45分11秒 | たびろぐ九州。

寝台特急「富士」で大分駅に到着したわたしたち。
息付く暇もなく、こちらの赤いディーゼルカー「九州横断特急」に乗り込みます。
列車名の通り、大分と熊本を結ぶ「豊肥本線」を走り、九州を横断していくこの特急。
以前、熊本-立野間は乗ったんですけどね、そこから先は未乗だったので、
この列車で、豊肥本線完乗を目指します!


前夜の雨がウソみたいに、この日はとってもいい天気。
線路の脇を流れる川や木々の緑、青空が気持ちよかった~。


「豊後竹田」駅に到着する手前で、列車後方から見たかったものがこちら!
以前旅レポでも紹介した、むぎ焼酎「二階堂」のCMにも登場する「笹無田石拱橋」
あのときは車で訪れて、列車が通り過ぎた後だったのがちょっと残念だったけど、
自分が列車に乗ってても、通り過ぎるのはやっぱりあっという間なのでした(笑)。
ここはまたいつか、ゆっくり訪れて写真を撮りたいなぁ。


さて、お腹も空いてきたので、発車前に急いで大分駅で買ったお昼ごはん、
大分名物「とり天」をいただきま~す♪
こちらの「里の香」は、衣に大葉がまぶされているんですね。


ふたを開けた瞬間、揚げ鶏の食欲を誘ういい~香りの中に、
大葉の香りがフワーッと漂ってきて、もうこの時点でメロメロ(笑)。
ひと口食べてみると、衣に絡むタレが絶妙なウマさで、
お肉もとってもやわらかくて美味しかった~♪あっという間に完食です(笑)。


しばらく走ると、列車は「宮地」駅に到着。
線路の脇には、ターンテーブルがありました~。
これ、SLが進行方向を変えるために使われるもの。
SL「あそBOY」が、以前走っていた頃にも活躍していたものなんですね。
来年には、また熊本にSLが復活するようだし、そちらも楽しみ~♪


阿蘇の外輪山の中を走り続けてきた赤い特急。
進行向かって左手に阿蘇山が見えてきましたよ。
雲がかかってるのか、噴煙モクモクなのか、どっち??
カルデラの中を走る線路、いやぁ、スケール大きいよなぁ~。


そしていよいよ、日本でも数少ない「3段スイッチバック」で山を下っていきます。
進行方向を少しずつ変えて、急勾配を上り下りする方式。
ここでいったん運転士さんが前後入れ替わり、右側の線路を進みます。


上から2段目の線路を降りていくと、右手にまた1本線路が見えてきました。
これが熊本へ向かう線路。これで3段というわけです。
そして、この線路の先にあるのが、


「立野」駅。以前、南阿蘇鉄道に乗るために赤い特急を見送ったあの駅に到着!
というわけで、ここでとりあえず「豊肥本線」完乗です♪

この立野駅で、もう1回運転士さんが前後入れ替わって進行方向元通り。
停車時間もあったので、みなさんホームに降りてきて休憩タイム(笑)。
澄んだ空気の中、とっても和やかな雰囲気が漂っていました。

そして、それまでのどかな景色だった車窓もだんだんと街中へと入っていき、


熊本駅に到着~。大分から、まさしく「九州横断」完了です!
ちなみに、この特急に乗ると、熊本発東京行きの寝台特急「はやぶさ」に乗れるんです。
2晩連続車中泊で東京へ戻ることも可能といえば可能なんですけど、
この「九州横断特急」は、


人吉行き。

そのまま東京へ帰るのはもったいないですからね、それなら終点まで行っちゃおう!
というわけで、太陽の光がキラキラと輝く球磨川沿いを通る肥薩線を走り抜け、


終点「人吉」駅に到着したときには、もう夕方でした。
前日の夕方から、乗りっぱなしの行程でしたけど、
ほぼ端から端までの九州横断特急乗車、不思議な達成感がありました(笑)。
(「ほぼ」ってのは、この特急、「別府」発なんですよね~(^^;;)

以前、肥薩線の山越えや、くま川鉄道に乗ったときに立ち寄った人吉。
今回は短い時間ながらも、その街を堪能することにしました~。

「その3」へつづく~♪