はるかのひとりごち。

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目指すは波照間!その9:さよならはてるま

2007年06月24日 23時00分00秒 | たびろぐ沖縄。

滞在時間約5時間(!)、楽しかった波照間ともお別れの時が近付いてきました。

借りたバイクを返しに行ったとき、
すぐ側にいた地元のおばあが、わたしたちに話しかけてきました。

「なにで帰る。船か。」「あ、飛行機です。」

「いつ来たの。」「今日の午前中の便です。」

「またゆっくり遊びにきなさいよぉ。」

ゆっくりとした口調で、満面の笑みで言われました。
日帰りじゃ波照間の良さはわからないよ、と優しく教えてくれた気がしました。
ありがとう、おばあ。次はゆっくり滞在します♪

レンタバイク屋さんに空港まで送ってもらい、カウンターにて搭乗手続き。
いよいよ、石垣へ戻るアイランダー(BN-2)に搭乗です。
さて、ここでも恒例の儀式が待っていました!!


体重測定~♪

妙に懐かしく感じると思ったら、学校の身体測定で見た体重計??(笑)
機体の左右のバランスを取るため、これに荷物ごと乗って座席が決定されます。
ただ、全員の測定が済んでから決まるので、保安検査直前に搭乗券を渡すとのこと。
窓のある席だといいなぁ~。
小さな機体のアイランダーには、窓のない座席もあるのです。


保安検査を終え、小さな待合室で搭乗を待ちます。
その部屋には、アイランダーの座席案内標示板がありましたが、なんと手書き(笑)。
これ、以前波照間便で飛んでて退役したツインオッターの標示板だったのかも??
行きは幸運にもパイロットの隣、1Bに座ることができたんですが、
さすがに往復特等席、というわけにはいきません。
満席の場合を除いて、あまり使われない座席なんだとか。
帰りはどこかな??と思ってたら、ラッキーなことに窓のある座席でした!!
いよいよ搭乗です♪

帰りも行きと同じパイロットの方で(というか、ひとりしかいらっしゃらない?)、
さすがにその日の午前中の便に乗ったせいもあって、狭い機内へ乗り込むと、
「お天気がよくなってよかったね」と声をかけてくれました。
プロペラが回りだしたアイランダー。あっという間だった波照間ともお別れです。


ここから4枚はフイルム一眼レフの画像。
「フイルムカメラだったら、どんどん撮っていいからね」
と、パイロットからの優しいお言葉。
小さな空港の建物が、飛び上がる小さな機体を見送ってくれます。




帰りの空は、行きと違っていい天気!!
黒島上空を飛んでたら、1月に訪れた小中学校と展望台がはっきり見えました!!
ちょっと切なく、でも懐かしい思い出。




青い海の上を、グングン飛んでくアイランダー。
美しい光景に夢中になってるうちに、石垣が見えてきました!




こんな景色が見られるのも、低い高度で飛ぶプロペラ機ならでは!
眼下に広がる街並は、さながらジオラマのよう!!
念願だったアイランダーでの空中散歩も、もうすぐおしまい。
もっともっと乗っていたかったなぁ。




行きは目の前に座席ポケットがなかったので目にしなかった「安全のしおり」、
帰りはちゃんと写真に収めました!(笑)
ただ、このカラーリングのRAC機も、JALグループ塗装への変更が始まってて、
もうじき見られなくなりそうです。残念。


尾翼の「シーサー」柄が、石垣の青い空に映えててかっこよかったなぁ~。
この機体に乗りたくて、波照間行きを決めた今回の旅。
石垣空港に到着して、旅の大きな目的を終えました。
このあと、ここ石垣で沖縄便に乗り換え、那覇にて1泊。
久しぶりの那覇の街、旅レポはもうちょっとだけ続きま~す。

「その10」へつづく~♪