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フルーティスト大久保はるかのブログです

アレクサンダーテクニーク個人23回目

2010年10月26日 15時10分27秒 | アレクサンダーテクニーク
私「今日は譜面台持参できました。というのは、おとといリハーサルで長時間合わせをしていたら、背中全体が痛くなってきてしまいまして、その後は譜面台の高さを少し高くしてみたり、調整したのですが、、、何か自分の姿勢等にも問題があるのかなあ、と思いまして」

先生「それではいつもの高さはどのくらいですか?セッティングしてみてください」

私「・・・・この位です。」

先生「あー、結構低めですね」

私「そうなんです。過去に、【顔が見えなくなるから譜面台は低く下げてくれ】、とお店のオーナーに言われてしまったことがありまして、それ以来この高さでやっているのですが」

私「あの、説明すると長くなるんですが、普段は、細かい音符をひとつづつ追って演奏するのではなく、その音符の上に書いてあるCとかDとかのコードネームといわれる記号をチラ見しつつアドリブ演奏というのを行っています。」

私「なので、譜面台はあってもなくてもいいようなカッコつけ程度、で済んでいるのですが、、、、おとといのリハーサルの曲は、クラシック音楽のようにきちんと正確に音符を読まないといけないスタイルなので、、、」

と言って、リハの曲の譜面を譜面台の上に乗せる。

私「で~、この曲、全体的に自分のパートは、上のパートを影で支えるような役割なのですが、後半、この譜面でいうと、紙面の下段、なんですが、自分が急に前に出てこないといけない所があるんです。」

私「で、その、リハの時、音の伸びがなく、からだもやたら固いかんじになって、演奏しずらかったんです・・・」

先生「今、譜面台、譜面との距離感、はどんなかんじですか?」

私「・・・ん~、ちょっとやっぱり譜面の下段が読みにくいかんじです。」

先生「それでは、譜面台の角度を変えるのは?」

私「あ~、少し寝せるように倒すってことですよね。(倒してみる)あ、これなら下段もよく見えます」

私「そっか、これだけでいいのか・・苦笑」

先生「それでは、そのやりにくいという下段のところ、演奏してもらっていいですか」



・・・う~む、吹けてないわけじゃないけど~やっぱりまだなにか、やりにくさを感じる・・・

先生「頭を下げ、前かがみになる動作というのは、一緒にこの辺り、が丸くなっていくものですよ。」

と言って、背後から肋骨の下の方、をハンズ・オンされる。

先生「どんなかんじですか?」

私「からだは前かがみになっていきますけど、今触られている肋骨のしたのあたりは、上後ろ、にふくらんでいく、広がっていくようなかんじです

先生「ではもう一度演奏をどうぞ」



私「あっのー、上手く言えないんですけど、最初演奏したときと、先生にハンズオンしていただいた今を比べ、演奏の最中に自分の中で頼る所、が変わりました。今の方がからだはラクですし、音の伸びも全然いいのはわかるのですが、なんか、力をいれられなくなって、今度は指の動きが鈍くなったような・・・」

先生「【力】と【スピード】は違います。今のほうがからだが自由になった分、スピードは速くつけられる筈ですよ」

私「(ごもっとも!)」

再度、演奏。



3倍ぐらいでかい音量で、朗々と演奏できた自分にびびびっくし仰天。