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フルーティスト大久保はるかのブログです

アレクサンダーテクニーク個人22回目

2010年10月12日 15時28分16秒 | アレクサンダーテクニーク
先生「今日は、なにかやりたいことは?」

私「フルートでフラッタータンギングという特殊技法がありまして、巻き舌で音を出すんですが、ちょっとやりにくさを感じる時があって、それを見ていただきたいのですが」

先生「へえ・・・・どんな(技法)?」

私「ええっと、まず、楽器を使わず普通に巻き舌で声を長く出すと、、、【でゅるるるるる・・・・・】、で、これを、無声でやると、、【ふゅゅゅゅゅゅゅゅゅ・・・・】、で、この無声巻き舌を楽器でやるんです。」

はっはっは、これで雰囲気伝わるかなあ。基本的に巻き舌で延ばす音なんて、書き表せないし!五十音にもアルファベットにもないし!(爆)あ、うがいの音みたいなサウンド、といえば一番わかりやすいカナ。

そして、楽器を出して、まずは軽いウォーミングアップの音を出してみたところで、先生のお言葉。

先生「今、一番最初に音を出したとき、下を向きすぎて、なにか下側に向かった余計な緊張が見えましたが。」

私「あーーー。あのう、私本番中に少しあごが上にあがりすぎるクセがあるように思っていて、もしかして自分で思う顔の正面、よりも少し下向き、ぐらいで丁度よい位置なのかなあ、とか、考えていて、無意識にそれをやりすぎているのかもしれません」

先生「顔を正面に向ける、というところに意識を向ける必要はないですよ。自分に言い聞かせることは、首が自由になって、頭が動き、からだ全部がついてくる、ということだけで十分です。」

私「あのう、質問ですが、首が自由になっていれば、多少下を向いても、多少上を向いても、いいってことなんですよね」

先生「動いた頭にせきついがついていっているのであれば、大丈夫です。」

先生「では、その難しいといっていた奏法をどうぞ」

私「ええっと、中音域ソの音なんですが・・」

ソろろろろろろろろろろろろろろ・・・

私「あれ、今出来た(笑)えっと、出来ないときは、頭から巻き舌が入らず、【ソーーろろろろろろろろ・・・】みたいになっちゃうんですよ。」

先生「じゃあ、逆に Bud Use の方をやってみますか。首をわざと固くして、苦しい体勢をとりながら同じ音を吹いてみてください」

ソろろろろッっろろろッ・・

私「あ、苦しい。音も詰まって吹けません。」


そうかわざと姿勢を悪い方にくずしてやってみて、その比較でよい方を導き出す、って、スゴい手だな。

これ、いただきっ!