「出和絵理 - 陶 白き小さき光のかたち - 」 INAXガレリアセラミカ

INAXガレリアセラミカ中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA2階)
「出和絵理 - 陶 白き小さき光のかたち - 」
11/6-12/1



ペーパークラフトと見間違うような繊細な陶が白く美しい光を発します。INAXガレリアセラミカで開催中の「出和絵理 - 陶 白き小さき光のかたち - 」へ行ってきました。

出羽絵理のプロフィールについては、画廊HPに掲載のpdfをご参照ください。

出和絵理展@INAXガレリアセラミカ プレスリリース

一般的に陶を素材としながらも、『らしからぬ質感』で見る者を惑わすことの多いガレリアセラミカの展示ですが、出羽の個展こそはまさにその代表例と言えるのかもしれません。小さく、また薄く伸びた半紙のような白い陶の欠片は、一枚ずつ合わせ重なり、例えば植物の種や貝殻のような形を象っています。その内側にたたえた仄かな白い輝きは、照明効果による巧みなシルエットを誘って、美しい像を描きながら静かに放たれていました。まさしくこれは陶の結晶ではないでしょうか。



指先でおしてしまうと今にも崩れ去りそうな脆さもまた魅力の一つかもしれません。

12月1日までの開催です。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )