都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「変成態 - リアルな現代の物質性 Vol.5 袴田京太朗」 ギャラリーαM
ギャラリーαM(千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビルB1F)
「変成態 - リアルな現代の物質性 Vol.5 袴田京太朗」
10/24-11/21
ギャラリーαMの変成態シリーズも第5弾に突入しました。袴田京太朗の新作インスタレーション個展へ行ってきました。
一見、例えばウレタン製のカラフルな彫刻が、単に天井からぶら下がっているだけのように見えますが、実際に一部の木彫と、年輪のように重なるアクリルの板によって出来た複合的なオブジェでした。袴田のアプローチは明快なようで非常に巧妙です。元々の木彫はアクリル板の接着によって解体、そして同時に再生し、また連なるモビールによって形そのものも増殖していくかのように空間へ拡散させています。彫刻とアクリル、さらにはその一枚一枚の形が、各々にせめぎ合いながら一つの像を生み出していました。素材を含めた全体と部分のスリリングな組み合わせは近寄って楽しまないと分かりません。その手仕事にも感心させられました。
今週の土曜日、21日まで開催されています。
Vol.1 「中原浩大」 2009/5/9~5/30
Vol.2 「揺れ動く物性」(冨井大裕×中西信洋) 2009/6/13~7/18
Vol.3 「『のようなもの』の生成」(泉孝昭×上村卓大) 2009/7/25~9/5
Vol.4 「リアルな現代の物質性 Vol.4 東恩納裕一」 2009/9/12~10/10
Vol.6 「金氏徹平」 2009/11/28~12/26
Vol.7 「鬼頭健吾」 2010/1/16~2/13
Vol.8 「半田真規」 2010/2/20~3/20
「変成態 - リアルな現代の物質性 Vol.5 袴田京太朗」
10/24-11/21
ギャラリーαMの変成態シリーズも第5弾に突入しました。袴田京太朗の新作インスタレーション個展へ行ってきました。
一見、例えばウレタン製のカラフルな彫刻が、単に天井からぶら下がっているだけのように見えますが、実際に一部の木彫と、年輪のように重なるアクリルの板によって出来た複合的なオブジェでした。袴田のアプローチは明快なようで非常に巧妙です。元々の木彫はアクリル板の接着によって解体、そして同時に再生し、また連なるモビールによって形そのものも増殖していくかのように空間へ拡散させています。彫刻とアクリル、さらにはその一枚一枚の形が、各々にせめぎ合いながら一つの像を生み出していました。素材を含めた全体と部分のスリリングな組み合わせは近寄って楽しまないと分かりません。その手仕事にも感心させられました。
今週の土曜日、21日まで開催されています。
Vol.1 「中原浩大」 2009/5/9~5/30
Vol.2 「揺れ動く物性」(冨井大裕×中西信洋) 2009/6/13~7/18
Vol.3 「『のようなもの』の生成」(泉孝昭×上村卓大) 2009/7/25~9/5
Vol.4 「リアルな現代の物質性 Vol.4 東恩納裕一」 2009/9/12~10/10
Vol.6 「金氏徹平」 2009/11/28~12/26
Vol.7 「鬼頭健吾」 2010/1/16~2/13
Vol.8 「半田真規」 2010/2/20~3/20
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