北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

《妙法庄嚴》故宮博物院所蔵の法器展がすごすぎる!

2021-03-15 19:57:26 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

先日行ってきた展覧会が、これまたすごかった!

 

故宮博物院に所蔵されている法器(僧侶などが儀式に使う器物)の展覧会。

(この展覧会は終了しました)

 

 

「紫禁城600年大展が一生に一度目にすることができる展覧会というのなら、この展覧会は有史以来初めての目にするものである!」

 

 

なんとも自信たっぷりのうたい文句で紹介されていますが、いやはやほんま、その通りかも。

 

 

 

初めてお目見えする宮廷法器が続々登場!

故宮に所蔵されている百万点のうち、よりすぐりの113点を展示!(そもそも百万点って・・・)

 

 

写真では伝えきれないのですが、その美しい法器の一部をご紹介いたします。

(館内は撮影OK!ただしフラッシュは禁止です)

 

 

 

鈴と杵は一対で、鈴の音は人々を鼓舞し、杵は煩悩を消す象徴だそうです。

 

 

 

 

舎利を入れる容器。

 

 

 

尊勝仏母。

 

 

 

 

 

須弥山曼荼羅。

中央に世界の中心と考えられる須弥山がそびえ、まわりには海や大陸。須弥山の頂きには仏が住む宮殿が建てられています。

 

 

 

こちらも須弥山曼荼羅。

よ~くみると。

 

 

 

月と日の文字。

 

 

 

 

儀式の時にお香を焚く器具。

 

 

 

回した数だけお経を唱えたのと同じ功徳が得られるという、マニ車。

 

 

 

 

こちらは琺瑯のマニ車。

 

 

 

驚いたのは、お骨を用いた法器!

非常に美しい装飾で全くそれとはわからないのですが、苦手な方はこの先写真3枚、さささ~っと早送りしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは再び法器のご紹介。

 

 

 

表面に般若心経が記された玉の鉢。

 

 

 

 

ほら貝を加工した法器。表面には七体の仏さまが彫られているのだとか。

 

 

 

 

 

真ん中の窓をのぞき込むと、中には仏さまが。

 

 

 

 

 

こちらは、法衣。

象牙の装飾が素晴らしい~!

 

奥の壁に、装着した時の様子が映し出されています。

 

 

いやぁ、語彙力なくて申し訳ないくらい、すごい!しか出てこない・・・。

 

 

 

それでは、最後に。

私好みの展示物があると夫が言うので見に行くと。

 

 

 

あらっ!

 

五供養。

五つの色、声、香、味、触の五境を指し、それぞれ鏡、琵琶、ほら貝、鉢、シルクでイメージされているのだとか。

 

 

 

 

琵琶だ。

 

確かに可愛い!

 

 

 

以上、有史以来のすっごい展覧会・・・かもしれない法器展のレポでした。