先日行ってきた展覧会が、これまたすごかった!
故宮博物院に所蔵されている法器(僧侶などが儀式に使う器物)の展覧会。
(この展覧会は終了しました)
「紫禁城600年大展が一生に一度目にすることができる展覧会というのなら、この展覧会は有史以来初めての目にするものである!」
なんとも自信たっぷりのうたい文句で紹介されていますが、いやはやほんま、その通りかも。
初めてお目見えする宮廷法器が続々登場!
故宮に所蔵されている百万点のうち、よりすぐりの113点を展示!(そもそも百万点って・・・)
写真では伝えきれないのですが、その美しい法器の一部をご紹介いたします。
(館内は撮影OK!ただしフラッシュは禁止です)
鈴と杵は一対で、鈴の音は人々を鼓舞し、杵は煩悩を消す象徴だそうです。
舎利を入れる容器。
尊勝仏母。
須弥山曼荼羅。
中央に世界の中心と考えられる須弥山がそびえ、まわりには海や大陸。須弥山の頂きには仏が住む宮殿が建てられています。
こちらも須弥山曼荼羅。
よ~くみると。
月と日の文字。
儀式の時にお香を焚く器具。
回した数だけお経を唱えたのと同じ功徳が得られるという、マニ車。
こちらは琺瑯のマニ車。
驚いたのは、お骨を用いた法器!
非常に美しい装飾で全くそれとはわからないのですが、苦手な方はこの先写真3枚、さささ~っと早送りしてください。
ここからは再び法器のご紹介。
表面に般若心経が記された玉の鉢。
ほら貝を加工した法器。表面には七体の仏さまが彫られているのだとか。
真ん中の窓をのぞき込むと、中には仏さまが。
こちらは、法衣。
象牙の装飾が素晴らしい~!
奥の壁に、装着した時の様子が映し出されています。
いやぁ、語彙力なくて申し訳ないくらい、すごい!しか出てこない・・・。
それでは、最後に。
私好みの展示物があると夫が言うので見に行くと。
あらっ!
五供養。
五つの色、声、香、味、触の五境を指し、それぞれ鏡、琵琶、ほら貝、鉢、シルクでイメージされているのだとか。
琵琶だ。
確かに可愛い!
以上、有史以来のすっごい展覧会・・・かもしれない法器展のレポでした。