前回のブログ『グトルフォスの滝』で、身も心もすっかりぐたぐたになった私ですが、ツアーはまだまだ見どころ満載!
次に向かったのは『ゲイシール間欠泉』。
この温泉地帯にはにはいくつかの間欠泉があり、現在は『ストロッククール間欠泉』の活動が活発なのだとか。
おぉ~。地面から湯気が・・・。
じっと見つめていると
ぼこっ・・・ ぼこっ・・・
と、生き物のように泡が湧き始め、周りを取り囲む私たちに緊張と期待の入り混じった空気が流れる。
そして。
地面から熱湯が!!!
一気に吹き上がる水蒸気、そして熱湯。
ここアイスランドはかなり強い風が吹くので、それに煽られる熱湯。
風下は熱湯が風に乗ってやってくるので、危険!危険!
トータル4回、吹きだす様子を堪能できました。
『ゲイシール間欠泉』には、カフェやショップが併設されていまして。
パフィン、ど~ん!!!
この愛らしいフォルム!
勢ぞろいに私、興奮状態。 鼻息、荒らし。
というわけで。
お持ち帰り。
ぱふぃ男と名付けよう。
もっとゆっくりお店を見ていたかったのですが、なんといっても遅刻歴1回 イエローカードの私たち。
常に時計をチェックし集合時刻に遅れないよう気をつけているのだけど、何となく不安。
というわけで、同じバスのツアー観光客の中で印象に残った2人の姿を常に視界に入れておこう!ということにしました。
ターゲットはまだ若い欧米人カップル。
郊外のツアーに行くとは思えないイデタチ。
美しい赤毛の女性に至っては超フルメイク、深紅の口紅。
ハリウッド映画から出てきたような美男美女なんだけど、現代ではなく70年代くらいのレトロ感も漂う、若いくせにやたら存在感あるおふたりを私たちは “ゴージャスさん” と命名。
その後もゴージャスさんの姿を確認しては「うん、まだ大丈夫」と観光を続けたのでした。
さて、次にバスから降りたこの場所。 『シンクヴェトリル国立公園』。
周りの断崖のおかげで音がよく反響することから西暦930年、世界最古の議会が行われた。
・・・らしいのだけど。
ごぉごぉ突風吹いて、雪も舞って、音の反響どころかまっすぐ歩けへんっちゅ~ねん。
というわけで、そそくさと退散、退散!
バスが走り出してまもなく。 ガイドが、
「バスのすぐ右にアメリカ大陸プレートが見えます! ここが一番アメリカに近いところ!!!」
と紹介してくれました。
そうです。
アイスランドは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目に位置しています。
プレートは今も毎年数cmずつ土地が広がっているらしく、それによってできた地球の割れ目が『ギャウ』と呼ばれる断崖なのです。
私たちの目の前に、今、その光景が・・・。
ん? わかりにくい??
雪が積もってはっきり見えませんが、ピキピキ~とヒビが入っているようないくつもの断崖。
ユネスコの世界遺産にも指定されているこの場所。
なんと、高台から眺めるだけでなく。
その間を歩くことができるのです。
うぅ~、興奮してきた!
一気にあのギャウの間を駆け下りたいっ!
という衝動をぐっと抑えて。
滑りやすいのでゆっくり、ゆっくり。
普通は海底に存在し、地球上で見られるのは2か所だけという地球の割れ目、ギャウ。
それが今、自分の目の前にあるというこの現実に圧倒される私。
しかも今もギャウが広がりつつあるなんて・・・。
地球って生きてるんだ・・・・・。
と、当たり前のことを改めて認識したのでした。
<おまけ>
詳しいツアー内容などは4トラベルで書いています。