旅5日目。
前日、急きょ予約したアイスランドの南海岸を巡る1日ツアー。
無事参加OKの返事がメールで届いたので、約束の8:30am。
ホテルの前でピックアップの車を待ちます。
・・・来ませんね。 ピックアップの車。
暇なので目の前のなんだか可愛いキノコ壁をパシャ。
10分経過。
ピックアップの車は各ホテルを周るのでこれくらいの遅れはまあ、あるでしょう。
20分経過。
何台かのバンが停まるものの、私たちのバウチャーを見ては「このバンではないね」と去っていく。
取り残される夫と私。
・・・と、同じくホテル前で待っていた欧米人カップル。
もしかして同じツアーかな?と聞いてみると、方面は同じでもツアーは別。
う~む、待つしかないか・・・。
(取り残されたのが私たちだけではないという点で、若干心細さがマシ・・・)
白々と夜が明けます。
が、肝心のピックアップ車はまだ来ない。
さすがにこれはおかしい!
と、ホテルのフロントスタッフにお願いしツアー会社に連絡をしてもらいますが、9:00の営業前ということで誰も電話に出ず。
9:00am。
バンらしきものが来るたびドキドキするものの、私たち、そして欧米人カップルを拾ってくれるバンはまだ来ない。
ようやくツアー会社に連絡がつき、待つことしばし。
9:15。
無愛想なおっさんが運転するバンが到着。
つまり、あれですね。
私たち、忘れられていたんですね。なんでやねんっ!!!
前日の申し込みということで、時間的にギリギリ、連絡に不備があったんやろか?
(いやいや、それはあかんやろ)
というわけで、バンに乗せられた私たち&欧米人カップル。
ツアーの行先、名前などを聞かれ、それを受けて電話でやりとりするバンのおっさん。
(アイスランド語なので会話はさっぱりわからず)
で、どうなったかと言いますと。
バン、夜明けのアイスランドをブッ飛ばす~!!!
既に出発していたツアーバスを、このバンが追いかけまっせ~!ということらしい。
が、バンのおっさんからは特に説明もなく、状況からどうやらバスを追いかけているのだろうということくらいしかわからない私たち。
ま、なんとかなるやろ・・・との思いでアイスランドの朝日を見つめる私。
なんとかなりました。
とあるガソリンスタンドでバン停車。
ここでツアーのバスに合流するらしい。
私たちは南海岸ツアーのバスに、欧米人カップルはスノーモービルをすると言っていたのでそのツアーのバスへと無事乗り込むことができました。
いやぁ、良かった、よかった。
ガイドから「ニューカマー、ようこそ!」みたいに歓迎されたけど、いやいや、好んでニューカマーになったわけではないし、こちらとしては皆さんと一緒に最初から仲良くスタートしたかったわけで、おいおい勘弁してくれよとしょっぱなから疲労で始まった南海岸ツアーだったのでした。
気を取り直して。
まず向かったのは、『セリャランスフォスの滝』。
相変わらず風が強いアイスランド。
滝に近づこうにも水しぶきがおっそろしく冷たくて、とても無理! 無理!!!
それじゃあ、別の角度から近づいてやろうじゃないか。
・・・と、階段を登りますが。
思ったよりも近くてびびる。
ちなみにこの滝、よ~く見たら滝の裏側に通路があるのがおわかりでしょうか?
冬場は危険なので無理ですが、夏になるとこの裏側からの景色も楽しめるそうな。
いくつもに分かれて落ちる滝。
その勢いもさまざま。
それでは階段を降りましょう。
凍ってすべりそうなので、ずるるっとお尻で滑ってやりました。
セリャランスフォスの滝を後にし、次に向かった先は。
ん?? どこに行くの???
凍った地面のその先には・・・。
『ミールダルスヨークトル氷河』。
氷河って、青白い光を放つんだ・・・。
その美しさに見入る私。
・・・ん?
なんか視線を感じるぞ?
うおぉっ!!!
氷河の上に砂が積もって、目力バリバリ。
この氷河、トレッキングできるツアーもあります。
トレッキングなしの私たちのツアーでも、こんなに間近で氷河に触れることができました。
神秘的な氷河を前に、私、つくづく思いました。
・・・ツアー、間に合ってよかった。
教訓:ツアー申し込みはお早めに!?
≪おまけ≫
詳しい旅行記は4トラベルで書いています。