旅3日目。
現地ツアーが主催する『ゴールデンサークルツアー』へ参加しました。
アイスランドの壮大な自然を1日でコンパクトに周れるという人気のツアー。
ホテルを出た朝8:00。 まだ日の出前です。
この日はレイキャビク市内は雨、郊外に向かうにつれて雪となり、そんな中最初に向かった先は。
地熱発電所。
希望者はチケットを購入して見学するのですが、う~ん、よくわからん。
そんな中、思わず目がくぎづけになったのは。
・・・かぶと!?
なんで?
どうやらこの施設の地熱発電設備5基を三菱重工業が受注したという経緯があるそうな・・・。
こんな遠い国の施設で日本のものを目にするとは。
地熱発電所を後にして、次に向かった先は教会。
なんだけど。
寒いっ!!!
風、強すぎっ!!!!!
さくっと見学した後は、いよいよ、いよいよです!
このツアーの中でも一二を争うほど見たかった場所。
グトルフォスの滝!!!
興奮を抑えきれず、思わず歩みもはやくなります。
冬の滝の厳しさよ・・・。
すっかり凍っているかとも思っていたのですが、この冬の空の下、ごうごうと流れる滝の音が響き、ただもう、それを前に立ち尽くすだけの私たち。
到着した時はまだ曇っていた空も、徐々に青空が広がってきました。
おっと、のんびりしていたら時間がなくなっちゃう。
今回のツアーでは、ここでランチ休憩でした。
滝を後にして、向こうに見えるレストランへ向かいます。
・・・が、その時。
私に悲劇が訪れたのです!
皆の足跡に沿って歩いていたのですが、突然。
ずぼっ!!!!!
?????
何が起こったのかわからず、無意識にもう一歩踏み出すも、またしてもずぼっ!
そしてさらにもう一歩、ずぼっ!
?????
どうやら、雪の下が水たまり(か、川か?)になっていたのだけど、そこを覆っていた雪のせいでその場所がわからず、思いっきり膝の上まではまってしまったのでした。
(この足跡を見る限り、私と同じ悲劇にあった人が数人はいるはずだ)
あっという間に靴の中に水がたまり、歩くたびにぽっちゃんぽっちゃん。
レストランまでの数十メートルがそれはそれはきつかった~。
その短い距離で凍傷になるかと思ったほど。
高い防水性を誇るソレルのブーツを履いていたのですが、膝まで水にはまったのでそれも意味なし。
インナーブーツもぼとぼと。 夫が力を込めて絞ってくれて、とにかく乾かす!!!
で、傷心の私はと言いますと。
スープ、ずるずるすすってやりましたわ。
アイスランドでよく食べられるというラムのスープ。
もともとラムはそれほど好きではないのだけどアイスランドなら美味しいかなと口にしてみました。
中国の羊よりはましですが、ラムはラムだな・・・と、傷心の私は思ったのでした。
さて、このレストランにはこんなショップも併設されていまして。
本来ならこのお店をゆっくり見て楽しくお買いもの・・・といきたかったのですが、足元が残念な私が購入したのは当然。
くつした。
この靴下を見るたびに、あの日の悲劇を思い出すことになるでしょう。
アイスランドならではの、素敵なお土産になりました。
・・・が、しかし。
ハプニングはこれだけで終わらなかったのでした。
集合時間も迫ってきたのでバスを降りた場所に戻るべく、レストランから出て駐車場に向かう階段を下りたのですが、なんと・・・。
バス、いません。
なんでっ!? なんで~?????
そこでハッと思い出したのが、バスの中でガイドが「駐車場は上と下2つあるけど、最初に見やすいように下側にバスを停めますね~」と言っていたこと。
もしかしたら、上の駐車場にバスが停まっているかも!
この階段を駆け上がり(もう、滑りやすくて怖いなんて言ってられない!)、レストランを超えてさらにその向こうの駐車場を目指して、走る!走る!!!
そして・・・。
バス、いたぁ~!!!!!
5分遅刻でなんとかバスに戻ることができました。
滝に浮かれてちゃんと説明を聞いてなかった私たちがいけないのですが、いやぁ、焦った。
他にも同じような状況に陥ったのか、遅れてきたツアー客たち。
そんな客を前に、女性ガイド。 ドスのきいたそれはそれは怖い声、そして巻き舌バリバリの英語で。
「遅れたら置いていきますから。 時間厳守!」
デンマークに続き、いい年した大人(つまり私たちですね)がまたまた怒られてしまいました。
バスは再び走りだし、雪の上でまったりする馬さんを目にし、ようやく落ち着きを取り戻した私たちだったのでした。
次に向かうは間欠泉です!
<おまけ>
ツアーの詳しい内容は4トラベルで書いています。