北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

有名店『利群』北京ダック・・・のトイレ事情

2015-01-15 21:30:42 | 北京暮らし もぐもぐ編 中華

約10年ぶりくらいに行ってきました。

 

利群』 カオヤー(北京ダック)店

 

10年くらい前。 昼間に行った時でも「ほんまにこの道で合ってるん?」と不安になったほどのローカルエリアにたたずむ一軒のダック屋さん。

 

 

 

 

 

この日お店に向かったのは、すっかり日も暮れた頃。

再開発進む北京、しかも観光地“前門”のすぐそばにまだこんな昔ながらの状態で残ってる場所があったんだ・・・と感動に近い気持ちでほそ~い路地を歩きながら、ほとんど残っていない記憶をたどりつつ、「ほんまにこの道で合ってたっけ??」と不安になり始めたころ。

前方に灯りが・・・。

 

 

 

おぉ~! ここです、ここです!

めでたく無事、到着!

 

 

 

さっそく店内へ・・・と、近づいた私の目に飛び込んできたのは、壁に描かれた昔風の画。

 

 

 

 

・・・の左端の、超現代的なラビット。

(誰やねん、おまえ・・・)

 

 

 

気を取り直して、改めてお店の中へ。

中国でよくある寒さ対策のべろ~んとしたビニールカーテンをくぐると、そこは。

 

 

 

 

ダックをガンガン焼いてる窯が。

 

 

さらに進むと。

 

 

 

 

ローカルな店内!

平日の、まだ18:00過ぎたというのにこの賑わい! 

欧米人もちらほら。

(各国の有名人が訪れる店でもあるのです)

 

 

 

19:00から予約していた私たちがなぜこんなに早く店に着いたかと言いますと。

 

 

 

 

この個室をゲットするため。

(注:写真のアニマルたちは加工したものであり、お店には猫もフクロウも不在です)

 

 

 

いやぁ、このお店。なかなかやっかいでして・・・。

 

予約段階では「個室は早いもん勝ち! ゲットしたけりゃ早く来い!」とのこと。

なので、早めに店に到着したものの、店のおばちゃん曰く。

 

 

 

 全員そろって、はじめて個室確保とみなす~!!!!!

 

 

 

 

・・・どんだけ強気?

 

 

なぜかビールだけは注文できたのに、それ以外はいっさいダメ。

人数がそろうまで、ただただビールを飲んでいたのでした。(ま、それはそれで別にかまへんけど)

 

 

 

・・・で。

 

 

 

ダック!であります。

他の人気店のように目の前でパフォーマンス的にさくさくダックをカットしてくれることもなく、焼きたてのダックをちらっと私たちに見せたら一言。

 

店員「これ、あんたらのダック。 ほな、向こうで切ってくるわ」

 

と、そっけない。 

それがこの店の味。

 

 

 

いや・・・。

この店が、ほかの有名店と何が違うかと問われたら、それはやはり。

 

 

 

トイレ

 

 

 

でありましょう。

 

店員さんに「トイレどこ?」と聞くと

 

 

「門を出て右折」

 

 

 

・・・店の外というわけですね。

言われた通り門を出て右折すると。

 

 

 

 

あった! トイレの案内だ!

 

 

 

そこからすぐの左側の壁に。

 

 

 

 

またまたトイレの案内。

(一度目は気づかず、向こうの方までトイレ探しの旅に出てしまった・・・)

 

 

 

で、矢印の方向を見ると、向こうの方に。

 

 

 

 

“女 WOMAN”の文字。

どうやらここがお手洗いのようですね。

 

 

 

で、このトイレがどういうトイレかと言いますと。

 

 

 

 

・・・・・。

 

 

 

 

トイレ内の写真ですけど、見ます???

 

 

 

 

 

 

壁のない、いわゆるニーハオトイレでした。

(可愛くアレンジしてみたけど、むしろ逆効果か?)

 

 

 

いやぁ、久しぶりに見たな~。 解放感あふれるトイレ。

 

 

 

救いだったのはこのトイレが綺麗に清掃してあったこと。

なので、一人の時はむしろ「めっちゃ広いトイレ」感覚で使えた

 

 

・・・と考えるのはポジティブすぎるか。

 

 

にしても、寒いっ!!!

ダウンコート羽織ってトイレへGO!

 

 

 

というわけで、昔ながらの雰囲気を楽しみつつ美味しいダックを食べたいなら、もれなくローカルなトイレがついてくる・・・というお話でした。