北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

寝ても覚めても二胡が好き!

2014-06-27 21:11:05 | 北京暮らし おけいこ

・・・と、オオゲサなタイトルをつけてしまいましたが。

 

 

 

二胡。

習い始めてちょうど2年。

 

 

 

相変わらずその魅力にどっぷりはまっております。

 

これまではどちらかというと技術をひたすら練習・・・という感じだったのですが、先日からレッスンが始まったこちらの。

 

 

 

 

『月夜』(曲:劉天華)

 

二胡の音色がそれは美しい名曲であります。

 

 

 

 

 

・・・が、私が弾くと、まるで息切れ寸前の瀕死のガチョウ。(←ガチョウに失礼か・・・)

 

老師は、演奏テクニックの指導はもちろんだけどそれ以上に如何に感情を二胡にのせるか、このパートはどんな気持ちで何をイメージして弾くか・・・ということを説明してくださるんだけど。

 

 

満点の星空を見上げて思わず幸福なため息をつく感じ。

美しい月を眺めて気持ちが高ぶってくる様子。

風のように流れる感じで。

思わず溢れてくる喜びを二胡にのせて。

 

 

 

・・・・・って。

 

 

 

ようわからん。

 

 

 

いや、老師の言ってる意味はわかるんだけど、それを二胡でどう表現したらいいのかがわからない。

二胡のあれこれを相談させてもらっている二胡先輩のお友達からもアドバイスを受け、とりあえず今はひたすら老師の演奏を真似っこ!

 

 

 

演奏の映像を何度も何度も繰り返し見て、ひたすらコピー。

細かい指の動き、ここで手を広げて、ここで人差し指を上げて・・・と、うざくなるような真似っこ。

 

 

すると、なんとな~くその一つ一つの細かい動きにちゃんと意味があるのがわかってきた上に、レッスンで老師が言っていたアドバイスとちゃんとリンクしていることに気づき、ますます二胡の深い世界へとはまっていくのでした。

 

二胡の美しい音色を出すにはあと何年も何年もかかりそうだけど、この深い世界を楽しみながら(時に苦しみながら?)いつか自分の目指す音を表現できたら・・・と思います。

 

 

 

ところで。

8月に一時帰国の予定があるのですが、その時に二胡を日本に持って帰ることにしました。

二胡にはニシキヘビの皮が使用されているため、ワシントン条約によって日本への持ち込みが制限されています。

持ち帰る前には手続きをして。

 

 

 

こちらの証明書を発行してもらえばOK。

あとは飛行機で持ち帰るだけだ~!!!

 

 

 

と思っていたのですが。

うっかりしていたことがありました。

 

 

 

普段は北京-関空便で一時帰国するのですが、8月は事情があって、北京-成田-伊丹の予定。

国際線は機内持ち込み扱いされる二胡ですが、国内線は・・・。

 

 

 

サイズオーバー。 が~ん・・・

 

 

 

ということは。

 

 

 

こういう楽器用ケースを航空会社に用意してもらい、預けなければならないことに。

 

 

 

うう・・・。大丈夫やろか。

片時も手放したくない二胡。

破損したりし~ひんやろか・・・。

 

 

 

と、ネットで色々調べていたせいか、その晩見たのは。

 

 

 

飛行機に二胡を預ける夢。

 

 

 

 

舞台は国内線到着地の伊丹空港。

ターンテーブルに出てきた楽器用ケースをドキドキしながら開けると、入っていたのはなんと二胡ではなく・・・。

 

 

 

 

 

“たまご”  なんで?

 

恐竜の卵みたいなやつが、それはそれは厳重に保護されていたのでした。

 

正夢になりませんように・・・。