Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

流れ星

2015年01月12日 21時50分23秒 | Weblog

とても悲しいお知らせ。

ドイツ語の最年長の生徒さん(86歳)が今月4日にお亡くなりになりました。

今日、奥様とお嬢さんがご挨拶に教室までお見えになって、しばらくお話させていただいたのですが、

先月、一度だけお見舞いに行かせていただいた時に、ドイツの民謡のCDを聞いてもらいたくて渡してきました。

それを毎日聞いておられたそうです。

その上、葬儀の時にも会場に流していただいたそうです。

なんでも、お酒を飲んで酔っ払うと、野ばらとローレライを歌われていたそうで、お嬢さんは、楽譜もみたことがないのに、お父さんから聞き覚えで覚えた歌を、今日ドイツ語で完璧に口ずさんでくださったのには驚きました。(いったい何度聞かされたら、覚えるんでしょうね。(^^))

とってもおちゃめな生徒さんで、このブログにも何度か登場しましたし、コンサートの時にも、最年長でがんばっていると紹介させてもらいました。ご記憶の方もいらっしゃると思います。

白内障の手術や、心臓の手術も、ドイツ語に行きたいという想いからだったように思います。

奥様曰く「若い女性おふたりに会うのが楽しみだったようですよ。」って。(86歳からしたら若いかな?)

夜仕事が終わって帰り道、今見えるはずの彗星を探して星空を見上げたら、すっと流れ星が流れました。

ご挨拶してくださったのだと思うことにしました。

私も、もう一人の生徒さんも、とっても楽しい時間をもらいました。ありがとうございました。

 

 

コメント
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