一人で歌うと早い

今日は私が教える、夏期特別レッスン日でした。普段は合唱や唱歌教室で練習している人の中で、希望される方に個人でレッスンをするというものでしたが、やはり個人だからこそという内容も多く、実り多かったように思います。

団体の中にいると、どうしてもそこにまじろうとして、自分のよさを出さずに殺してしまうのが日本人。一人でちゃんと声を出せば、とってもいい声だということが、まったくばれていなかった人には「ミノ虫みたいに隠れないで！」と叫んでしまいました。

合唱団だから、唱歌教室だから影に隠れて楽に歌えるという考えもありますが、それだけではなく、一人一人がちゃんと歌って、人数の２倍、３倍のよさが出てこそ、みんなで歌う良さもあると思います。

また、普段の団体レッスンでは、注意したり、若干のアドバイスを出すことはできても、今日のように1時間かけて、問題に集中するということがありませんので、なかなか治らないんですが、そういうところもゆっくり時間をかけてでき、（次回の団体練習でそれができるかどうかは別ですが）本人の中で「これを注意するのだ」というポイントができたのも良かったと思います。

できれば一年に一度ではなく、半年に一回くらいやろうかと思います。普段団体で習っているみなさん、一度どうですか？自分のまだ知らない声に出会えると思いますよ。私にとっても有意義な一日でした。