テアターアンデアウィーンでウィーンフィルとバレンボイムのピアノ(指揮も)で、ベートーヴェンのコンチェルトを聴いてきました。今回の旅行でウィーンフィルを座って聞くことはないだろうと思っていたので(値段も高いし、手に入らない)このテアターアンデアウィーンでのコンサートを偶然まだチケットが残っている時期に目に入ったのはラッキーでした。
前半は「まぁ、手馴れた曲だし、こんなもんで・・・」って感じでした。それでも、このバレンボイムはじめ、ウィーンフィルのおっさんたちの雰囲気はとてもよくって、合わせしながらガンガン曲作っていってる風でした。
後半はもう圧巻。これは初めて聞く曲なのですが、もしかしたら相当ピアニストのテクニックが必要なコンチェルトではないか?と思いました。それくらい難しそうな曲なんですが、ピアニストとウィーンフィルの息がぴたっと合って、とてもよかったです。会場も飽きることなく拍手してました。(前半と出来が全然ちゃうやんか!と言いたくなりましたけど)
私が歌以外を聞きに行く時は、たいていベートヴェンかシューベルトなんで、完全趣味です。なので、楽しく聞いてます。例えば、今回も最初の3番だったと思いますが、ベートーヴェンの短いモチーフが「かえるのうた」みたいに、追いかけっこしてくれるところなんか、面白くって、ちょうどその後バイオリンがずっと「ゲコゲコゲコゲコ」と言っていたし、指揮者はフォルテで(ピアノに座ったまま)手足を伸ばしてまるでカエルが飛んでるみたいだし、笑いそうになりました。
となりのフランス語を話す、息子(12歳くらい)・お父さん・息子の順で座っていた家族なんですが、お父さんが音楽大好きでピアノの先生か何かで、たぶん息子はピアノをやっていて将来を託されているんでしょうね。息子が真剣に聞いているのに、お父さん興奮して「ほら次はあのメロディーだ」なんてひそひそ話す。息子は迷惑顔…。その上お父さんは、ピアノのカデンツァだけ息子のためにビデオ撮影して、それ以外のところは、かっこいい部分は指揮までしてしまう始末。あまりのほほえましさに注意はせずにいましたが、そのうち息子が「お父さん静かに!」と注意をいれる始末。一人盛り上がっているお父さんが恥ずかしかったんでしょうね、きっと。
午後からコニーとタンデムをして、ちょうどお酒の話になり、彼女も最近よく飲んでいるということを聞き、途中でワインをあけての授業となりました。辛口ワインでしたが、おいしかったです。気分のいい日曜になりました。
Wiener Philharmoniker
Daniel Barenboim Klavier & Musikalische Leitung
Programm
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Andante Cantabile aus op. 97 (orchestriert von Franz Liszt)
Klavierkonzert Nr. 3 c-Moll, op. 37 (1803)
Klavierkonzert Nr. 4 G-Dur, op. 58 (1807)
前半は「まぁ、手馴れた曲だし、こんなもんで・・・」って感じでした。それでも、このバレンボイムはじめ、ウィーンフィルのおっさんたちの雰囲気はとてもよくって、合わせしながらガンガン曲作っていってる風でした。
後半はもう圧巻。これは初めて聞く曲なのですが、もしかしたら相当ピアニストのテクニックが必要なコンチェルトではないか?と思いました。それくらい難しそうな曲なんですが、ピアニストとウィーンフィルの息がぴたっと合って、とてもよかったです。会場も飽きることなく拍手してました。(前半と出来が全然ちゃうやんか!と言いたくなりましたけど)
私が歌以外を聞きに行く時は、たいていベートヴェンかシューベルトなんで、完全趣味です。なので、楽しく聞いてます。例えば、今回も最初の3番だったと思いますが、ベートーヴェンの短いモチーフが「かえるのうた」みたいに、追いかけっこしてくれるところなんか、面白くって、ちょうどその後バイオリンがずっと「ゲコゲコゲコゲコ」と言っていたし、指揮者はフォルテで(ピアノに座ったまま)手足を伸ばしてまるでカエルが飛んでるみたいだし、笑いそうになりました。
となりのフランス語を話す、息子(12歳くらい)・お父さん・息子の順で座っていた家族なんですが、お父さんが音楽大好きでピアノの先生か何かで、たぶん息子はピアノをやっていて将来を託されているんでしょうね。息子が真剣に聞いているのに、お父さん興奮して「ほら次はあのメロディーだ」なんてひそひそ話す。息子は迷惑顔…。その上お父さんは、ピアノのカデンツァだけ息子のためにビデオ撮影して、それ以外のところは、かっこいい部分は指揮までしてしまう始末。あまりのほほえましさに注意はせずにいましたが、そのうち息子が「お父さん静かに!」と注意をいれる始末。一人盛り上がっているお父さんが恥ずかしかったんでしょうね、きっと。
午後からコニーとタンデムをして、ちょうどお酒の話になり、彼女も最近よく飲んでいるということを聞き、途中でワインをあけての授業となりました。辛口ワインでしたが、おいしかったです。気分のいい日曜になりました。
Wiener Philharmoniker
Daniel Barenboim Klavier & Musikalische Leitung
Programm
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Andante Cantabile aus op. 97 (orchestriert von Franz Liszt)
Klavierkonzert Nr. 3 c-Moll, op. 37 (1803)
Klavierkonzert Nr. 4 G-Dur, op. 58 (1807)