昨夜「報道特集」をみた。
「先生ってブラック?」
ひとりの教師の奮闘ぶりを中心に描かれて
いた。
朝登校できない子供の家まで迎えに行く。
それは親の仕事ではないのか。
きっと親にできないから教師が関わらざるを
えないのだろうけれど、そんな子供が
大勢いたらどうしようもない。
息子が小学生だったころのある日
「先生ってかわいそうだね」とぽつんと
言ったことがある。
「あら、どうして?」と聞くと
「だって何回説明しても分からない子に何回
も何回も説明しているんだよ」という。
「その間ほかの子たちはどうしてるの?」
「勝手におしゃべりしたりしたりしてる」
当時フルの仕事を持っていたわたくしは
子供の授業参観に行ったことがなかった。
公立学校は地元の子供たちが全員行くので
能力、理解力には大きな差があるであろう
から教師はどのあたりに照準を合わせて
授業するのだろうと思わないではな
かったが、まあ基本的には真ん中あたり
かなと思っていた。
でもそれでは理解力のある子供には退屈
だし、ついていかれない子には苦痛である。
都会のように優秀な私立学校がある場合は
金銭的に余裕があればそちらへ行かせる
選択肢もある。
3,4年の担任教師は縄跳びの練習に熱心
だった。
1日風邪で休めば放課後訪ねてくる教師
だった。
5,6年の担任教師は「学力だけはつけて
中学校に送り出したい」と言っていた。
近所のお母さんたちには5,6年の担任教師
の評判が悪かった。
縄跳び先生の評判が圧倒的に高かった。
昨夜のTVから息子が小学校から大学まで
すべて公立の学校にお世話になったことを
思い出している。
「先生ってブラック?」
誰がブラックにしているのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます