昨日ホテルに入った。
昔同僚だった2人が来てくれて喫茶ルームで2時間程おしゃべりした。
男性の方は9月の末にある会合でちょっと立ち話したけれど、女性の友人とは15.6年ぶりである。
彼女の連れ合いのお葬式に参列した時以来であつた。
昔話、その後のこと知人の消息。
話は尽きなかった。
会おうと思えばいつでも会えるのに誰かが動かないとこういうことになる。
我が家からは20キロくらいのホテルである。
今度は食事会にしようと別れた。
夕食後、マッサージを頼んだ。
部屋に入ってきて顔を見るや「昨年も
頼んでくださいましたね」
こちらは名前はおろか顔も覚えていない。
そんなに特徴のある顔とは思っていないけれどよくわかつたものだ。
ホテルのフロントから呼んでもらった。
15台ほどのベッドが並んでいて
20人程のマッサージ師が常駐しているところからたまたま派遣されてきたのが昨年と今年同じ女性だつた。
揉んでもらいながら昨年聞いた彼女のことを少しずつ思い出した。
大分県生まれであること。
1人でアパートに住んでいること。
息子が県内の違う町に住んでいること。
2度あることは3度ある。
来年も会えるとうれしい。
といつて1時間マッサージして帰っていつた。
来年のことなんてわからない。
腰や首を揉んでもらうのは気持ち良い。
なんとか来年もホテルで年末年始を過ごせたら
もう一度彼女に会えるかもしれないなと
鬼に笑われそうなことを思った。