書店「空白地帯」

2023-04-03 13:05:23 | 日々思うこと

歩いて5,6分の所にあった本屋さんが

閉店したのは10年余り前のことである。

ああ、文化果つる土地になったと

愕然としたものである。

文房具も取り扱う中程度の規模の店で

あった。

週に何回もぶらりと立ち寄って立ち読み

し、何かしら購入していた。

ただ朝刊を見て飛んで行ってもほぼ

まだ入荷していなかった。

注文して手に入れるまで長くかかる。

図書館もすぐ購入を予約するけれど

書店への配慮のためになかなか

入らない。入ってからも順番待ちで

気が抜けかけたころに連絡が来る。

その頃息子から敬老の日のお祝いに

kindleという電子書籍はどうかと言ってきた。

よければ予約するという。

もちろん子供の孫にできるわけがなく

親がお金も出すのだ。

迷ったけれどすぐ入手できるし本棚に

溢れている本も増えないで済む。

買ってくれたのは今の版ではなく

旧版の時代である。

あたらしいものに買い替えたが古い

ものもまだどこかに残している。

入院した時や長い旅行中は本当に

便利で助かっている。

3ヶ月半に及ぶ入院中はベッドの上で

何冊楽しんだことか。

*******

けさの新聞に書店の「空白地帯」が

どんどん広がり、書店0の市区町村が

全国で26,2%もあるらしい。

わが市にはまだ10分余り歩けば小さい

本屋さんが2軒はあるし、CDやDVDなど

も販売する大きい本屋もある。

沖縄、長野、奈良の3県は書店のない

市町村が半数を超えているという。

当然全国的に書店のないのは村が多く、

89%の村は書店ゼロ。

本屋さんに行っても読みたい本がない。

本屋さんは営業が成り立たなくて

店を閉める。

悪循環だ。

 

コメント (2)
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