久しぶりのモーニング

久しぶりに朝刊を持ってモーニングに行ってきた。

その喫茶店の前に自販機があるのだけれど窓際の席で何気なく見ていたらよく人が立ち寄って購入

している。なんとそれらがすべて５０円なのだ。

どうしてこのように安く買えるのか。スーパーの安いのを買っても１００円近くはするのだから

格安である。それを知っているのだろう、車を停めて買っている人もいる。


息子の家に行ったとき彼が居間のソファーで日本歴史の本を読んでいて「まだ２巻だけれど

おもしろいよ」という。

彼は中国語では西遊記を読んでいて、英語は仕事柄何かを読んでいる。

パソコンを通しての中国語の先生は「項羽と劉邦」をほとんど知らなくて「劉邦はどういう人か知っている

か」と聞いても「しらない」らしい。

そして「高校での勉強はとても大事だと思うよ」との給うた。「あれれ！そんなに熱心だったっけ。」

「世界史も日本史も物理も古文もみな知識になってる」という。

ひとしきり奥の細道や徒然草、伊勢物語、源氏、枕草子、方丈記などの話で盛り上がった。

彼は法学部卒で、大学院はアメリカでMBAなので文学は専門ではない。文学専門のこちらが負けそうだ。

「良い高校生活を過ごしたな」と思った。すべて記憶の彼方に過ぎ去ってしまっている私は

うらやましかった。