あの町へまだ行かれない

2009-08-12 20:06:49 | 日々思うこと
高校の同窓会の案内が来た。
9月の初め、温泉で一泊とのこと。
ホテルは違うけれど夫の倒れた町だ。
今のところ予定は入っていない。
そろそろこれを機会に思い切って出かけてみるかと考える。
僕が車で乗せていくよと誘ってくれる友人もいる。

でもやはり、断った。
この11月で4年が過ぎる。
4年前の夏はその町の病院に付き添っていた。
まだあの町に行く気になれない。
きっと涙が出るだろう。辛くて楽しめないだろう。
同級生たちと一杯飲んではしゃげるか、いや、やはり無理だと思う。


各党が政策を発表して、お互いにお金のばら撒きを競い合っている。
年金を10年払えば受け取れるようにするとか、最低8万円を支給するとか。
子供のいる家庭にお金を配るとか。
収入の少ない家庭に現金を支給するとか。

本当にこれでよいのか。お国にはそんなにお金が有り余っているのか。
わたしは大学卒業後22歳から31年天引きで払ってきた。
そしてその後は国民年金を払っている。
扶養家族がいないので税金も年金の掛け金も多かった。
あのころ商売をしている人たちはサラリーマンとちがい裕福に暮らしている話をよく聞いた。
小さい子供を預かるところがあったのかどうか、とにかくかなり働きながらの子育ては厳しかった。夫もかなり手伝ってはくれたけれど、一人しか持たなかったのは無理だと思ったためでもある。
専業主婦やパートで働く人たちが夫の扶養家族として年金の負担をしないで年金を受け取るのはかなり不公平だと感じたものだ。

納めないでまた10年納めただけで受けとる。
納めないでも受け取ることができるなら、納めないと言うやからが出てきはしないか。

考えさせられる問題だ。


コメント
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