耳袋秘帖シリーズの王子狐火殺人事件(風野 真知雄/文春文庫)を読んだ。
だいわ文庫から文春文庫に移ってから、根岸肥前守の部下だった栗田と坂巻が出てこないのが気になっていた。
代わりに宮尾と椀田という部下が出ていたので、現実の大人の事情というやつかとも思っていたのだが違ったみたい。
このシリーズは怪異譚の影に人の思惑が絡んでおり、その解釈が面白く、作者の仮説にいつも感心している。
今回は狐の嫁入りに関することが事件解決のキーとなるのだが、ちと哀しく切ない幕切れでありました。
それにしても「花嫁さんになるのが夢」なんて、現実ではとんと聞かなくなったことであるなぁ。
花婿さんに・・・が増えてたりしてね。
この夏は久下新川村あたりで「おとかっぴ」を探してジロジロするのも悪くはないと思うております。
立ち並ぶマンションのベランダにホタルの火は見えるかもしれませぬが、おとかっぴは難しいでありましょうな。
夏の夜に、おとかっぴを探して暗がりを徘徊するtomochan様が職質など受けて家庭に火が着いたりして^^
いざ花嫁になったら、鬼嫁になるまでそう時間はかからないですし・・・
我が家だけ?
なんというカミをも恐れぬ発言を・・・
今度奥様にお会いする機会があれば是非その辺をお伝えしたいと思います^^
日曜(今すでに今日ですけど)愉しみにしております。