こんなはずじゃ・・・

楽しさが倍になる。苦しさは半分になる。
それがエンデューロにおけるトレイン走行やチーム走の法則だ。

今日はワイズカップ４時間エンデューロの日。
冬としては穏やかな日となった彩湖でゼェハァしてマイリました。

♪ビルドアップ　バンバンバンバン　♫ビルドアップ　バンバンバンバン

最近の走行距離、実走は９月が２５６ km、１０月は７４km、１１月に至っては１９kmというところ。
でも、インドアトレーナーでのＦＴＰ走２０分だけは週３回の割合で続けてきた。
そりゃもう２０分といっても　♪汗が吹き出す　ババンバン　♫ヨダレが流れる　ババンバン　でしたよ。

街で見掛けたネコ様のように

だからトレインのシルバーシート（一般にはツキイチという）に乗ってさえいれば大丈夫。
ネコ様のように楽々とエンデューロを完走出来ると画策しておりました。
とは言っても、一抹の不安が拭えなかった拙、更に一計を案じたのであります。
それは、剛脚さんをチームの相棒としてタイムと距離を稼ぐ「おんぶにだっこ」作戦です。

決してパワハラではない
今期、あちこちのクリテリウムやエンデューロで上位入賞している彼に強権発動なり。
当初の作戦では第一走者を彼として、彼７０分以上＆拙６０分以下でローテーションのはずでした。

相棒が先頭集団で爆走する様を悠々自適で眺めつつ叫ぶ。もっと貯金を溜めてくれい！
しめしめ＾＾　この分なら拙が貯金を食いつぶしても、ラクラク半分以内には残れそうだぞ＾＾
ところが世の中そう甘くはなかったのデス・・・

こんなはずじゃなかった・・・
レース開始から１時間弱に彼から電話が・・・『ピットから一番遠い所でパンクです・・・・』
管理棟辺りかしら？
まあ、走行時間の調整は２回目の出走でしてもらえば当初の目論見に支障なしであります。
パンクなら不可抗力だから仕方ないさ。
自転車担いで、全力で走ってピットに戻ってこい！！
と相棒を気遣い優しく返答して、拙はのんびりピットに向いました。
そして出走して直ぐに深谷ＲＩＮＧＳの「ふっかちゃんジャージ」を目ざとく見つけた拙、
シルバーシートを確保して順調に周回を重ねます。ところが出走後４０分を過ぎた頃、悲劇が起きたのデス。
カマキリ公園ストレートを走行中、突然フロントがインナーに落ちてしまったのです。？？？。
ＳＴＩを操作しても変速出来ません。ええい！ままよ。俺様のハイケイデンス走行を魅せてやるぜ！！
年寄の冷や水ならぬハイケイデンス。みるみる心拍強度が上がります。

それだけならばまだいいが・・・
管理橋コーナーを曲がった途端にクランクが取れてシマッタ！！しかもＢＢも抜けてイタのデス。
こんなの初めての経験。先週、ガタやユルミをチェックしたばかりなのに・・・
うーん、やっぱり自分が締めたネジは信じられないな。
って、そんな事考えている場合じゃあない。一刻も早く計測タグを相棒に届けるのだ！！
相棒にピットで待機するよう電話連絡した拙、その後は散々苦労して靴にぶら下がったペダル付きクランクを外します。
そして、クリートが減らない範囲で出来るだけ急いで歩いてピットを目指したのだ。

こうして俺は２０１６年のイベントに幕を閉じたのです。

走行＋歩行時間：５８’４５、平均速度：３４．２km/h、ケイデンスmax：１６９rpm

ＫＯ・ＨＥＹ君、おつかれさまでした。これに懲りずに来年も福祉活動を願います。

銀