デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマークの公園のいいところ

2006-05-15 01:42:24 | デンマークについて
 
 公園は日本にいてもデンマークに行ってもとにかくよく行く場所なのですが、デンマークの公園のとてもいいところは遊具の下が必ずというほど「砂」になっていることです。多分海辺の砂だと思うのですが、非常に柔らかくて万が一落ちたときの最上のクッションになってくれます。ジジはなかなかの怖いもの知らずでいろいろ本人の実力以上のことをやりたがるので、見ている私の心臓にはこの砂は大変ありがたいものです。

 義母の団地もそうなのですが、デンマークではかなりあちこちに公園が配置されています。広い芝生、登ったり探検したりできるようなちょっとした丘、砂場や遊具などがあり、日本よりも子どもたちが思い切り遊べるような構造になっているように思います。日本は敷地が狭い上に、いろいろと盛り込みすぎている公園が目につきますが、デンマークはひたすら広く、下は芝生なので本当に遊ぶのにはいい環境です。(日本は砂利の公園が多い。)

 また公園ではありませんが、どこにでもちょっとした遊具が置かれているのもすばらしいところです。空港にはプレイスペースがありそこに遊具が置かれているほか、そこここに小さな乗り物が用意されています。この小さな乗り物はショッピングモールや街の商店街などにも必ずあって、親子ともにとても助かります。

 ちなみにデンマークの遊具はけっこう日本の公園でも見かけます。私の住んでいる区では特にたくさん見かけるのですが、日本でさんざんショウミーとジジが遊んだ同じ遊具でデンマークでまたもや遊んでいるのはちょっと可笑しいものがありました。勝手知ったる遊具という感じで、2人は何も思わずにひたすら遊んでいましたけど。

 区といえば、一度機会があって区の土木課(公園を管轄)に公園の遊具の下に砂を敷いてもらえないかどうか聞いたことがありました。砂はネコなどのトイレになって不衛生になること、管理が大変なこと、いろいろと言う人がいることなどで無理と言われました。ネコのトイレねぇ・・・。デンマークではどうなのかしら?と思いました。管理についてはデンマークでそんなにしょっちゅう管理しているようには思えないのですが、どうなのでしょうね?

母子が健康に暮らせる国、北欧

2006-05-15 00:59:24 | デンマーク・ニュース
 先日の朝日新聞に母子が「健康に暮らせる国」の記事がありました。1位がスウェーデン、2位がデンマークとフィンランド、4位がノルウェー、オーストリア、ドイツ、日本は12位にランクされています。日本は子だけだと1位になりましたが、母親が18位だったそうです。

 この調査をしたNGO「セーブ・ザ・チルドレン」のホームページを見てみましたら、調査は以下の項目に基づいています。
・妊娠・出産で亡くなるリスク
・近代的な避妊を行っている女性の割合
・適切な技術を持つ人(医師など)の出産立会いの割合
・貧血のある妊婦の割合
・大人の女性の文字を読める割合
・女性の政府機関への進出度
・子どもの死亡率
・初等教育の入学の割合
・安全な水を確保できる人口の割合と5歳以下の栄養不良児の割合
とありました。

 詳しいリポートのPDFが見れなかったのですが、デンマークを含む北欧では女性の政府機関への進出度、近代的な避妊(ピルが行き渡っている)のあたりが日本に比べて高いポイントを取っているのかなと思いました。

 一概にこの調査だけで各国を評価するわけではありませんが、北欧の社会政策、福祉政策がこういうところではやはり総合点が高いのですね。必要なところには適切な対応を行い、時間をかけて健全な社会を追求してきた結果だと思います。半面、この調査には見えてこない医療の問題も日本人としては感じるところもありますが。