デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

論文を書き始めて

2009-11-07 06:47:47 | 通信制大学・大学院
 夏以降はすっかり受験にかまけてストップしていましたが、受験後、助走期間を置いて、やっと先週あたりから実際に卒業論文を書き始めました。人生初の論文、以前、きっといい経験になりますよと言われたことがありましたが、やはり書いてみてはじめていろいろと思うことがあるので、ちょっと今日はそれを書いてみます。

 論文の主旨などはずっと以前から決まっており、昨年度1回、そして今年度になってから昨年度のものをバージョンアップした(つもりだった)、論文の構成などを指導教官に見てもらっていました。はじめに、から始まって、1章から3章まで、そして最後にまとめが来るという大まかな概要ができていたつもりでした。が、実施に書き始めてくると、なんだか違うものになってきています。だいたい、流れがAだからB、BだからCと行くつもりだったのが、なぜかCだからB、BだからAと逆になりつつあります。こんなに大蛇行してしまっていて、いったい私の論文はどこに行くのでしょう?と自分でも疑問です。

 また、書きながら、自分で「本当?本当?」と思ってしまいます。何々である、Aは何々であった、いついつに何々が起きた、などと書いていますが、実際に見たわけでもなく、本当にそうなのだろうか、そんなふうに断定して言っちゃっていいのだろうか?と思いつつ、書いています。いつか誰かが、卒論は勝手に好きなように書きまくったと言うのを聞いたことがありますが、まさに書き放題で好き勝手なことを書いているのではないかという不安にかられます。

 そして、この大学で学んだことをすべてここに書き出したいと思うのですが、テーマから逸れることなくきちんと論旨を通しつつ、そこにいろいろな説や考え、思想やら分析やらを織り交ぜていくことは、かなりの高度な思考力と文章力が要求されます。ぐるぐる考えて、自分の頭の中で熟成されて、糸口が出てくるのを待つのですが、そうなるとなんだか小説家のような気分になってくるから不思議です。でも、小説家になってはいけないので、そこは気をつけなければいけませんが。

 こうしてすっかり煮詰まっているのですが、途中で完全につかえてしまっていてもどうしようもありませんので、まずは少々疑問があっても、乱暴であっても、最後まで書き通してみるしかなさそうです。しかし、やはりアカデミックな世界では超初心者の学士論文、ここはどう書いてもおそらくダメダメなものしか出てこないことでしょうと開き直ってきました。えいやっと一度提出してしまって、教授にいろいろと指摘してもらおうと、ちょっと他力本願な気持ちでいます。書くほどにあまりにもつぎはぎな上滑りな知識を自覚するばっかりで、本当に開き直らないと書けません・・・。

 出口が見えず、頭を抱えているわけですが、思い起こせば、大学に入学した目的はこの論文を書くことでした。中身のよしあしはともかく、この2年半で学習したことと私の思いや気持ちを込めて、とにかくがんばって書き上げようと思います。きっと他人にはまったく価値のないものだけど、卒業論文をちゃんと書いて、3月にぜひ自分に対して正々堂々と(?)卒業したいです。

 


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