いよいよ5月からデンマーク統合省（インテグレーションミニストリー）の外国人への「デンマーク人度のテスト」が始まるということで、内容が明らかにされました。市民権を得るために、すでに行われているデンマーク語のテストに加え、このテストにパスしないといけません。
60分間で11のエリアから35問出題され、28問正解すると合格。落ちても再試験が受けられますが、それは800クローナ（約16000円）かかるそうです。かなり高いですね。またデンマーク人にもやや難しい試験で、試験を受けたデンマーク人によると歴史の問題が多いそうです。
インターネット上で200の問題が出ていて事前に勉強することができるようですが、実際の出題はすべてその中から行われるのかどうかはちょっとわかりませんでした。もしその中からだとしたら、かなりパスできる可能性が高くなるのでは？と思います。ただしデンマーク語ですから、そのテストにたどりつくまでが外国人にはまず長い道のりともいえますが・・・。
こういうテストで計るのはどうかとも思いますが、外国人が他国に住むときにある種の敬意の表意というのは必要かもとも思ってしまいます。それが語学の習得への努力やその国を知ろうとする努力という形に表れるのではないかと思うのです。けれども、個人差のあるそういう「学習」をテストで計るのは・・・そういう時代になってしまったのかもしれません。
60分間で11のエリアから35問出題され、28問正解すると合格。落ちても再試験が受けられますが、それは800クローナ（約16000円）かかるそうです。かなり高いですね。またデンマーク人にもやや難しい試験で、試験を受けたデンマーク人によると歴史の問題が多いそうです。
インターネット上で200の問題が出ていて事前に勉強することができるようですが、実際の出題はすべてその中から行われるのかどうかはちょっとわかりませんでした。もしその中からだとしたら、かなりパスできる可能性が高くなるのでは？と思います。ただしデンマーク語ですから、そのテストにたどりつくまでが外国人にはまず長い道のりともいえますが・・・。
こういうテストで計るのはどうかとも思いますが、外国人が他国に住むときにある種の敬意の表意というのは必要かもとも思ってしまいます。それが語学の習得への努力やその国を知ろうとする努力という形に表れるのではないかと思うのです。けれども、個人差のあるそういう「学習」をテストで計るのは・・・そういう時代になってしまったのかもしれません。
ブログでもアップしようかと思ったんですが。
（覚えている限りでは、女王の名前、Kommuneの数、何歳から刑事責任を問われるか、何歳から成人とみなされるか、青歯王が967年に何をしたか、憲法記念日はいつか、Folkekirkeは何の宗教の教会であるか、など）
夫いわく、質問はあらかじめ公開されるから、むしろデンマーク語ができるかどうかがキーポイントになると。
でも、こういうテストに関係なく、デンマークに住んでいると自ずと語学習得のプレッシャーを感じますけどね。地元の人と交流し、普通の公立校に行き、デンマーク人と同じように暮らしていると、という意味ですが。
まぁテストも、インタグレートさせるためのひとつの手段なんでしょうね。市民権を得るならなおのこと。
わたしも、さ来週から語学学校再開します。
確かにわりと基本的なことの質問ですね。デンマークに1年くらい住んでいればなんとなく日常的に知ることになるようなこと・・・なのかな？
青歯王が何年に何をしたか、なんて聞かれるとうろたえて答えられなくなりそうですが・・・（笑）。
でもこの程度のテストならきっと誰でも受かる内容だと思うので、よかったです。このテストに受かることによって、デンマークの基礎知識はあるんだという自信が移民の人にできるのでは？とも思いました。ただしご主人がおっしゃるようにとにかくデンマーク語の問題がありますけれど。
語学学校、再開するのですね！
仕事、家庭、そして学校との両立は大変だとは思いますが、うまくマネージできるといいですね。勉強はかなり私も気が重いのですが・・・私も4月から一応学生となります。一緒にがんばろうね！
語学学校の先生とも話していたのですが、母国のパスを手放してまでデンマークパスを欲しい人というのは、先進国ではあまりいないので、完全にピア＝キアスゴー（ＤＦ）の嫌悪する「貧乏な移民」なんですよね。
そして、このテスト。デン語検定のように母国での学歴によってレベルがあるわけでもないし、そもそも識字率が低い国からの人、ボスニアやチェチェンなど難民として受け入れられ、戦争による精神疾患もあるような人達とか、はたまた失読症の人とか、どうなるんだろう、というのが疑問なところです。
最近もチェチェンだか、難民としてきたどっかの父子（父は戦争被害による重度精神疾患で会話もできず寝たきりで、まだ小学生の姉妹はデンマーク育ち）が政情も回復していない国に強制送還されるという、本当に人道的にひどい措置についてインテグレーションミニスターが糾弾されてましたけど、このテストでまさにこういう人たちがターゲットになるんじゃないかと心配です。
私は日本のパスを手放す必要性もないし、テストを受けてもそれなりに準備をすれば受かるでしょう。
こっちで生活をしていれば、嫌でもデンマークの移民問題についてはわかる。
けどやっぱり、「自分だけよければいい」的気分で見過ごすことはできないです。
あと、移民というと悪いイメージ先行ですが（いいものよりも悪いものの方が目立つんですよね・・・）、私は今病院で働きつつ、本当にデン人の１０倍は真面目に働いている移民にたくさん会いますよ。
これだけ働いてても「移民は」と差別や偏見は絶えず、きっと私の１０倍は嫌な思いを日常的にしていると思います。
そういう人に対して、この試験内容（バイキングやら何年にサッカーデンマークチームが勝ったとか）はまた屈辱的だろうなあと思いますよ。試験に受かったからといって「自信につながる」ものではないような。まあ、そういう人たちもいるでしょうけど、そういう人は別のところでもっと早くにインタグレートしてるでしょうね・・・。
こういったテストができる背景もわかるし、批判しつつも他にアイデアがあるわけでもないのであれですが、とにかくデンマーク政府に望むのは、テストにパスできなかったからって、問答無用で審査もせずに強制送還する、というようなことはやめてほしいです。
確かにこのテストは市民権のためのものなんですよね。私もベネフィットを受けるためのもの、永住権を得るためと誤解していましたが、どうも違うようですね。
Kanaheiさんの言うように、市民権を欲しいとまで思う外国人はあまり多くないとは思います。デンマーク人に完全になるという選択ですものね。
移民がどの程度デンマークで悪いイメージなのかは計りかねますが、このテストが「切り捨てるもの」ではなく、「互いに歩み寄るもの」であることを願っています。（ちょっとそこらへんのテストの意義を私は理解していないのですが。）
またマイノリティである移民の中で、どのくらいの割合でKanaheiさんの言うような精神疾患のある人や識字率の低い人がいるのでしょうね。かなりたくさん？政府はこのテストをある程度デンマーク語の知識があることを前提としていると思うので、デンマーク語のようにアカデミックなバックグラウンドによって分けてないのかもしれませんね。
どこで計ればいいのか基準を設けるのが難しいので、政府としてはこういうテストの形をとっているのかなと思いますが、こういうテストはイギリスでもすでにあるので、だんだん先進国がこういう形になってくるのかもしれませんね・・・。（確かフランスでも今後始まるとか聞いたように思います。）
このテストにパスしなかったら問答無用で強制送還という可能性があるのかな？市民権とビザは別のものかと思ってましたが・・・。お金を払えば何度もテストが受けられるようですが、そのウラにはデンマーク政府の何か別の思惑があるのでしょうかね？
夫が言っていたけど、低学歴、低所得のデンマーク人ほどFolkepartiのような過激な移民対策を推進する政党を支持するそうです。移民問題なんて、責任転嫁できる格好のトピックですからね。
本当に政府から依存せずに自立している人はただ移民ということでdescriminationしません。
今日の新聞みたら、OECDがそういう政策に対し警告を出したそうです。あまりにも難民に対する差別がひどく、フェアな就学、就職を得る機会に乏しくなっている、と。
わたしの同僚も、移民問題は、デンマーク側にも過失はあると言ってましたし。
ただ同時に、システムを悪用している移民がいるのも確か。
だから難しいですよね。。。
わたしだって、ビザのことでさんざん文句いっているけど、「システムを悪用する人がいるかぎり、平等に全員条件を課さなければならないんだ、」と夫にも諭され、、、
少なくとも、インタグレートするチャンスだけは奪わないで欲しいです。