デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

食べず嫌いの外国人夫への対策料理

2007-10-11 01:49:25 | 国際結婚
 以前もブログに書いたように思いますが、デンマーク人の夫は食べ物の好き嫌いが多く、特に日本らしい野菜が苦手です。子ども達と私は煮物が好きなので、これからの季節は毎日食べたいところですが、そうなると夫のためにもう一品、作ることになってしまい、手間がかかってしまいます。

 そこでしばしば考案するのが、煮物を作って、その後、夫向けに加工するというメニューです。時間がだいぶ節約できるし、夫も私達も食べたいものが食べられて、満足できるという利点があります。(加工すれば食べられるなら、そのまま食べてよ、とも思いますが、まあ、そのくらいはやってあげましょう。)

 先日新しいメニュー「お好み焼き風かぼちゃ」を考案しましたので、ご紹介したいと思います。まず、子ども達と私のために、かぼちゃの煮物を作ります。甘辛く味をつけ、ほっくりと煮たらできあがりです。つぎにそのかぼちゃの煮物をボウルに入れてよくつぶします。そこに小麦粉、鶏ひき肉、たまねぎなどを入れて、塩少々を加え、よく混ぜ合わせます。お好み焼きほどのほどよい固さになるよう牛乳を加え、フライパンで両面を焼きます。そこにブルドックソースをかければできあがり!(甘めがよいときはおたふくソースがよいでしょう。)

 このお料理のポイントはなんといってもかぼちゃ味がマイルドになっていることと、ソースで洋風の味になることでしょうか。とにかくお好み焼き系は外国人に比較的受ける味ですので、これで夫もおいしく食べてくれます。

 ちなみに、肉じゃがは冬になるとお鍋にいっぱい作りますが、一日目は肉じゃがとして食べ、仕方がないのでその日は夫に別のお料理を作ります。でも2日目は肉じゃがをつぶしてコロッケにしたり、肉じゃがの上にホワイトソースとチーズをかけてグラタンにします。夫は前者はかなり喜んで、後者は「まあ、食べられる」と言いながら食べています。やれやれです。

 この秋冬は、大根の煮物とごぼうの煮物の夫向けの料理考案が目標ですが、この二品はけっこう難しい・・・。ごぼうはかなり細かく刻んでハンバーグなどに入れてしまえば大丈夫なのですが、そうすると今度はごぼうの煮物の味があまりしなくなってしまうのが問題です。

 逆に、洋風の料理を和風にアレンジしたり、味噌や豆腐といった和食の素材を洋風に料理したりするのも好きです。そうして、我が家は毎晩、名前の付けられない国籍不明のお料理が一品は出てくるのでした。