これはbiksemadビクセメルといって、冷蔵庫の残り物を混ぜて塩、こしょう、イングリッシュソースで味付けをするというお料理です。材料はベーコンのような豚肉、玉ねぎ、じゃがいもで、どこの家にもあるもので作られます。最後に頭に卵を乗せて、ライ麦パンとビーツなどを添えればできあがりです。私がこれを気に入ったのを義母はびっくりしていましたが、なかなか日本人の口に合うお味です。
デンマークでポピュラーなhyld(ニワトコ)のお花のジュースがありますが、これはそのアイスティーです。hyldはややクリームがかった白いレース状の花で、ジュースは私の中でデンマークの夏のイメージとなっています。味はカモミールの味に近いのではないでしょうか。少々くせはありますが、おなかにやさしくて味もマイルド、常飲するのにはいいのかもしれませんね。
デンマークのパンは特筆するものがありますが、今回、友人がバーベキューのときにホイルで包んで焼いて食べさせてくれたのが、このパンでした。薄茶色の生地にほどよく種が練りこまれていて、とても香ばしかったです。生地があまり軽くなく、食べ応えがあります。ちょうどいい焼き具合だと、少しもっちりした感じがおいしいです。また何と食べても合うように思います。
今回朝食にしばしば食べたのがこれです。スーパーで夫が「これ、おいしいんだよね」と買って以来、私も大好きになってしまいました。ライ麦パンを粉状にしてあり、それに砂糖とヨーグルト状のymerをかけてスプーンで食べます。寝ぼけ眼の頭とお腹にぴったりで、その面白い食感と甘さ(私は大量に砂糖を入れるのですが)で目が覚めます。これは日本では売っていませんが、古く硬くなったパンをフードプロセッサーなどで細かく砕いて、バターと砂糖で炒めればできるそうです。またフランスパンでもできるそうです。http://plaza.rakuten.co.jp/takformad/diary/?ctgy=2
デンマークには日本ではあまり馴染みのない、おいしいものがけっこうあるように思います。日本人の味覚にあったものがけっこう見つかります。もちろんおいしくないと思うものもありますが、だんだん、私のデンマークの食べ物に関しての勘ができて、おいしいものを見つけることが見つけられるようになったのかもしれませんが。ただ、おいしいのですが、食べ続けることができないのが困るところです。丸一日デンマーク料理漬けだと、翌日は今日は絶対違う国の物が食べたいと強く思ってしまうのでした。