デンマークに着いてすぐ、ジジの誕生日がありました。ショウミーは7月生まれで夏休みと誕生日が重なるので、今後もデンマークで誕生日を迎えるチャンスがあるかと思いますが、ジジは今回が恐らく最初で最後の、貴重なデンマークでの誕生日でした。
お決まりの朝起きると山のようなプレゼント、そしてファーモアの作ってくれたケーキを食べました。このファーモアのケーキはスポンジを2個重ね、間にバニラのたっぷり入ったクリーム(バタークリーム?)をはさみ、まわりには生クリームを塗ってあります。日本のケーキのように何もデコレーションせず、ろうそくと旗を立てるだけです。しかし、この味が夫には子どものころから食べているとても特別な味のようです。
(余談ですが、このケーキはしばしば私たち夫婦の間の火種となっています。夫にはあまりにおいしいらしいのですが、結婚して初めての夫の誕生日にはりきって苦手なケーキに挑戦したのに、食べて一言、夫は「あー、でもお母さんのケーキのほうがおいしい」と口を滑らせたのでした。以来、夫のためにはケーキを焼く気になれず・・・。もう一度は今回滞在中、やはりあまりにもおいしいらしく、ランチのパーティー直前に、私がご馳走を朝から必死になって作っているにもかかわらず、このケーキの余りをばくばく食べたのでした。もちろん私は激怒してしまいました。)
実はこの日は夫の誕生日でもあるのですが(つまり夫とジジは同じ誕生日なのです)、ジジが生まれてからというもの、夫はすっかり脇役になってしまっています。まあ、ジジの笑顔が最大のプレゼントということで、しばし我慢してもらいましょう。
週末には親戚を呼んで、誕生会を開きました。子ども達はまたたくさんのプレゼントをもらい、遊び相手も来てくれて、本当に楽しかったようでした。