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【66】オリンピックの身代金

2013年12月05日 | 映画って本当に…
テレ朝55周年のスペシャルドラマ

なんですけれど、

「なんで今、これなんだ?」という感想。

時代背景は、戦後を脱却しようとしている

昭和39年夏から秋へ

日本中が「東京オリンピック」を

新しい時代へのスタートと浮き立っていた。

しかし、秋田の貧しい家庭に育った主人公の兄は

オリンピックの突貫工事の出稼ぎの中

疲労から手を出した安物のヒロポンで

中毒死してしまう。

それを知った主人公は、オリンピックの旗の下

過酷な労働を強いられている貧しい者の怒りと

兄の復習のため

東京オリンピック妨害をネタに1億円の身代金を要求する。

オリンピックは富める者の祭りであり

格差社会の中で

貧しい者は、命を搾り取られているのだ…

というような話なのだが、


予告放送を見て、私は「相棒・映画版①」のような

オリンピックを背景としたクライムストーリーを期待して見ました。

しかし、実際は

オリンピックを象徴として

格差社会を訴える内容となっており、

2020年の「新世紀・東京オリンピック」の招致が決定した今

格差社会の広がった現在、オリンピックの意義は?

と、「お・も・て・な・し」で沸き立ち、気分の高揚してきた現在に

訴えかけているように感じたのは、私だけでしょうか?

見終わったときの「違和感」はなんだったんだろう。

なぜ、今、このドラマをTV映画化する必要があったのだろう。

企画会議で、反対意見はなかったのだろうか。

オリンピックがよい面だけではないことは判ります。

しかし、あの招致合戦のさなか

中国・韓国の妨害工作を見てきた者にとっては

この映画もまた、中韓の妨害工作の一環で作られたのでは…と、勘ぐりたくなります。

テレ朝もまた韓国メディアだったのだろうか。

原作が悪いというわけではない

なぜ今という、TV局への不信感なのです。

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