【３５】ＴＩＭＥ／タイム

ＳＦだねえ。

事件が起きると、なぜ起きたかと探っていくのが推理小説で

ある特殊な状況の中で、どうしていくのかが、ＳＦであり冒険小説だ。

なんて分類が昔言われていたような気がしますが、

その点では「ＴＩＭＥ／タイム」は、まさにＳＦです。

時間管理社会という特殊な世界を構築。

社会は25歳定年制。25歳の誕生日にズンという衝撃を伴い

左腕に1年のタイマーが現れる。

死までのカウントダウンがはじまる

そして、この社会では、時間が通貨となっている

バスの乗車が一週間とか

コーヒーが何分とか…

そして、資本主義での大金持ちは、

ここでは大時間持ちであり

25歳の姿のまま、永遠に生きる事も出来る。

基本的に、そういう仕組みがどのようにしたら出来るのか、は問題としない。

もしそういう社会だったらどうするのか？

いつも残り時間を気にして生きている低所得者層（短時間持ち）の主人公は

その不平等な社会に立ち向かう。

時間切れに成り、残り時間ゼロになると

ズン　と衝撃が走り死亡する。

あの　ズン　が

私の体内式ＡＥＤが　心臓が止まったときに発動する　ズン　と

同じ感覚なのが怖い。