第959話≪理数科へ新しい風・新設「探究科学科」とは≫

　高校生のみなさん、(^◇^)ノ お～ぃ～ゲンキか！

　みなさん、富山県の県立高校では、平成23年度４月から今後の若者に求められる思考力や探究力、表現力などの育成を目標とした新しいタイプの学科を新設しました。


　富山県内にある理数科設置校５校の内、３校が「探究科学科」を新設し、残りの２校は多展開の授業を特徴とする普通科単独校への移行してます。
　　　参考：≪各校における今後の在り方に関する検討概要≫

　◆県立富山高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科）
　　　理系と文系の普通系専門学科を新たに設置し、ゼミ形式による専門的な研究活動等に取り組み、人類の発展的未来に貢献する人間の育成を目指す。

　◆県立富山中部高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科）
　　　理系と文系の普通系専門学科を新たに設置し、専門的な研究活動等を通して、リーダーとして活躍できる総合的な人間力を備えた人材の育成を目指す。

　◆県立高岡高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科）
　　　理系と文系の普通系専門学科を新たに設置し、専門的な研究活動等を通して、
真理を愛し知性にねざす豊かな人間性を身につけた人材の育成を目指す。


　富山県立高校の「平成23年度富山県立高等学校入学者選抜」が７日に締め切られましたが、この新学科の倍率が何と高倍率になっています。

　　　県立富山高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科） 2.60倍
　　　県立富山中部高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科）2.30倍
　　　県立高岡高等学校　⇒　探究科学科（理数科学科＋人文社会科学科）2.20倍

　この新しい「探究科学科」は、理数科学と人文・社会科学の両分野において、専門的な研究活動や、教科の高度な専門科目の学習に取り組むなど、理数科で行ってきた学習活動をより深める教育活動を推進する新しいタイプの学科として設置されたため、改編前の理数科に比べて募集が増え、関心と期待が高まったため、受験する生徒が興味を持ち、多く集まったのでしょう。

　授業内容は、１年次は共通の内容を学習し、２年次から２学科（理数科学科＋人文社会科学科）に分かれて学習します。

　新設された「探究科学科」を受験するみなさん、面接試験（14日）は頑張ってくださいね。