孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

今夜は血糖値が高めです

2015年02月13日 | 日記
明日はバレンタインデーだが、この日本独特の風習は無くなりそうでなかなかなくならないものだ。若いときから、私はまったくこの風習には縁がなく、まるで他人事の行事だった。

社会人になって、何度か転職したが、どの職場でも女性社員が男性社員にチョコレートやクッキーを配っているのをみると、あれは案外女性が下支えしている風潮ではないかと思う。中年のオバサンたちが、わざわざ、何種類かのお菓子を買ってきて、それを小袋に詰め替えて、リボンで縛ったりしているのを想像すると、義理を通り越して彼女たちは義務だと認識しているに違いない。

男性からお返しの日が翌月あるのだそうだが、そんな男性などこれまでお目にかかったことはない。みんな、忘れたフリをしているようだ。女子社員は元来飴や駄菓子を近くの人に分け与えるのに快感を感ずるようで、一体この人のバッグにはどれほどのお菓子が入っているのか、不思議なくらい、まるでマジックを見るように、次々と様々な駄菓子が出てくるのだ。

職場でも、今朝女性たちが大きな紙袋を二人掛かりで持ち、まるでサンタクロースのように、男性人の机を廻りながら、クッキーなどが詰め合わせになった小袋を配ってくれた。だれも、芝居がかったように「ありがとう!お返しは期待しないでね。」などと冗談とも本気ともつかないことを言っていた。

お返しする気などまるで胸中にはない男性社員は、しかし、知っているのだ。出張や有給休暇で旅行に行った時など、会社にお土産を買ってくるのが義務付けられていることを。買って来なかったら、どんな陰口を叩かれるか分かったもんじゃないということを。

私の職場にも、【京都に行ってきました】とかいうお菓子を箱ごと抱えて、「これ課長からです」などと、嬉々としながら配って歩く、総務の女子社員がいます。そして、彼女がいつか、「部長はケチよねえ。お土産なんて一度も買ってきたことないわよネエエ」と話してたのを、私は確かに耳にしました。