善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
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ハセヤマ ケンチュンの巻

2009-08-09 | Weblog
◎ お盆の時期
先祖が戻ってくる“日”があるのではない。
お盆と言えば、いわゆる“先祖供養”と考え、しかも“特定の先祖のために”供養するもののように思いがちです。しかし、特定の先祖を仰ぐほど、数かぎりないご先祖によってこの私のいのちが恵まれたことを慶び、仏法を依り所に力強い人生を歩むことの大切さを思い知らされます。 したがって「先祖のために供養する」というのではなく、ましてや、先祖が戻ってくる“日”にこだわる必要はありません。先祖への感謝と仏法を慶ぼう。
    末本弘然著 「仏事のイロハ」より

昨日スズメがお浄土へ飛んでゆきました。前夜 最後の餌をやり目を離した隙にいなくなったと住職が探し始め・・・
懐中電灯で隅ずみを探しましたが 見つからず・・・
居間~階段上がれるかな~と言いつつ~本堂~会館~廊下~
見つからず汗だくで・・・へとへとになり・・・

そして
夢にまでみたそうで洗濯機の下にいる・・・と夜中に住職は洗濯機を見に行ったが 夢は豊前の浄福寺のお風呂場の洗濯機だったとか

大坊守もお手伝いくださり 家具の隙間や鴨居の中・・・

そして台所の電子レンジ台の下の奥深く 見つかりました。が息がなく・・・

住職はそこは見たのにと 私も見ました・・・あーすればよかった こうしておけばよかったと後から思って 悲しいことでした。

一昨日 子雀の親指の向きがおかしいと判明し 動物病院の先生がセロテープで固定しましょうと翌日の約束までしました。

病院へは行かずじまいでしたが 

受付で「お名前は」と聞かれたら 

「親は住職 ハセヤマ ケンシュン 子雀は ハセヤマ ケンチュン」と決めていました。

あ~~~もっと長生きしたかっただろうな~空を飛びたかっただろうな・・・・ごめんね

皆でお勤めをしてチョコ(猫)が眠る庭の隅へ埋葬


いろいろ考えると自然界において 当たり前に飛んで回る小鳥たち よくぞ育ったと思います。
鳥だけではありません 魚も蝉もカラスも・・・
よくぞ生まれ育ちました。

卵から孵った小動物には 餌をもらわず自分で食べ育つのもいます。
生命の営みに心打たれる昨日でした。

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