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グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

台風12号による増水 吾妻川、神流川

2011年09月04日 21時15分37秒 | その他
台風12号は近畿地方を中心に記録的な豪雨をもたらし、各地で大きな被害が出ています。
群馬県内でも大雨による土砂崩れや浸水被害が発生しました。

午前中、魚の飼育施設の点検のために東吾妻町へ。
幸い、施設には大きな被害の発生はなく、一安心しましたが、近くを流れる吾妻川は大増水。

小野上駅近くの中央橋から見た吾妻川


茶色い濁流がものすごい勢いで流れています。頑丈な橋の上から見ていても恐怖を感じるほどです。





午後は、高崎の実家へ行く用事があったので、少し足を延ばして藤岡市の「かんな川水辺の楽校」まで行ってみましたが、神流川も増水し、風景が一変していました。


せせらぎ水路は完全に濁流に飲み込まれ、どこにあるのか分かりません。


洪水の時、魚たちは、このようなワンドや岸よりの流れのゆるくなった場所に避難しています。




ショウジョウトンボ

2011年09月03日 22時11分47秒 | 自然観察
台風12号の影響で、今日も雨が降ったり止んだりの一日でしたが、県内では昨日のような激しい雨はなかったようで、一安心。しかし、まだ多くの場所が土砂災害警戒対象地域に入っているので、注意が必要ですね。

今日は風が強く、時々雨も降っていたので虫見には出かけませんでしたが、買い物に出かけたついでにトンボがよく見られる池を覗いてみました。

風の当たらない場所にショウジョウトンボを1匹だけ見つけました。

その名のとおり、全身が猩々緋色のトンボ。
アカネ属のトンボたち(赤とんぼの仲間)よりも早く、初夏には真っ赤になっています。しかし、その分、姿を消すのも早めで、これから数が急に少なくなっていきます。

ショウジョウトンボに似ているトンボとしてはネキトンボがあります
ネキトンボ

成熟したオスのショウジョウトンボは脚まで赤くなるがネキトンボの脚は黒いこと、ネキトンボの胸には黒い模様があること、ショウジョウトンボは腹部が扁平であることなどが区別するポイントです。

ニジマスの採卵が始まる

2011年09月02日 22時26分21秒 | 
9月に入ると、群馬県水産試験場川場養魚センターでは、飼育しているマス類の採卵が始まります。そのトップを切るのはニジマスです。

池のニジマスを生簀に取り上げ、オス、メスを分けます。さらにメスについては、お腹を触って卵の状態を確認し、その日に採卵できる個体を選び出します(熟度鑑別)。お腹の卵が「筋子」の状態から「イクラ」のように一粒一粒がバラバラになっていれば採卵できます。


魚を取り扱うときは、優しくソフトに。しかし同時に大胆さと力強さも必要です。






ナツアカネ 産卵

2011年09月01日 20時57分26秒 | 自然観察
今日は台風12号接近の影響で、川場村でも午前中は本降りの雨でした。今後の台風の進路が気になります。

昨日の昼休み散歩から
夏の終わりの風景

稲刈りはお彼岸ごろでしょうか。

実が入って重くなり、頭を垂れた稲穂の上を真っ赤になったナツアカネのペアが飛び交い、産卵をしていました。


ナツアカネはオスとメスが連結した状態で、稲刈り前の田んぼの上を飛びながら空中で卵を産み落としていきます。「連結打空産卵」と呼ばれる方法です。


田んぼに産み落とされた卵は、そのまま冬を越します。そして春になって田んぼに水が張られると孵化し、生まれた幼虫(ヤゴ)は田んぼの小さな生き物を補食しながら成長して初夏に羽化します。


ナツアカネとアキアカネの見分け方
胸の黒い線で見分けます。左がナツアカネ、右がアキアカネ

胸に3本ある黒い線のうち中央の線を見ると、ナツアカネは先(上)が角張っていますが、アキアカネはとがった形をしています。


おまけ
コムラサキ