グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

新春ご近所鳥見 翡翠

2011年01月03日 13時47分35秒 | バードウォッチング
昨日の朝は、ご近所で鳥を見ながら散歩

赤城山


浅間山


小さなため池で少し待っていたらカワセミが出てきてくれました。

頭でっかちな可愛らしい体型と美しい羽の色。カワセミに会えると思わず頬が緩んでしまいますねぇ

カワセミを見ると思い出すのは宮沢賢治の童話「やまなし」の一節です
・・・・・
その時です。俄に天井に白い泡がたって、青びかりのまるでぎらぎらする鉄砲弾のようなものが、いきなり飛込んで来ました。
 兄さんの蟹ははっきりとその青いもののさきがコンパスのように黒く尖っているのも見ました。と思ううちに、魚の白い腹がぎらっと光って一ぺんひるがえり、上の方へのぼったようでしたが、それっきりもう青いものも魚のかたちも見えず光の黄金の網はゆらゆらゆれ、泡はつぶつぶ流れました。
 二疋はまるで声も出ず居すくまってしまいました。
 お父さんの蟹が出て来ました。
『どうしたい。ぶるぶるふるえているじゃないか。』
『お父さん、いまおかしなものが来たよ。』
『どんなもんだ。』
『青くてね、光るんだよ。はじがこんなに黒く尖ってるの。それが来たらお魚が上へのぼって行ったよ。』
『そいつの眼が赤かったかい。』
『わからない。』
『ふうん。しかし、そいつは鳥だよ。かわせみと云うんだ。大丈夫だ、安心しろ。おれたちはかまわないんだから。』
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カワセミが水中に飛び込み、魚を捕える描写は、まるでNHKダーウィンが来た!のハイスピード撮影映像を観ているようです。
ただ、蟹のお父さんが『そいつの眼が赤かったかい。』と子供の蟹に訊いていますが、カワセミの眼は赤くはありません。カワセミの眼が赤くないことは賢治が知らないわけがないと思うのですが、このセリフはどういう意味を持っているのでしょうね?

下嘴がオレンジ色なので、メス


コガモ 


藪の中から現れたキジ 


キジは日本の国鳥

国鳥が狩猟の対象となっているのは日本だけと聞いたことがありますが、私はそれでよいと思います。生き物対して敬意を払うということと、獲って食べるということ矛盾しないと思うので。(もちろん、“賢明な利用”の範囲内でという条件付きですけどね)

ちょんまげが可愛いキンクロハジロ 



ご近所で見つけた鳥(2011.1.2) 
カイツブリ、カワウ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、トビ、キジ、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カオジロガビチョウ