GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

ラーメン潤 蒲田店

2007年01月22日 00時11分01秒 | ラーメンだよ!ラーメン
新潟の燕三条ラーメンの「ラーメン潤」蒲田店に行ったのだ。(新潟以外ではここ一軒)

いわゆる背脂チャッチャ系なのですが一説にはこの地域が元祖という話もあります。各地に正肉以外の廃棄するとか飼料・肥料にするような部位を上手に使う食べ物があります。たとえば牛タン、牛すじ、ホルモン、ミミガー、まったく人間とは貪欲に何でも食べ尽くそうとする生き物です。(元々はマグロの大トロもそういう物でした)この背脂も多分油(ラード)を取るとかに使われていた物を安く仕入れて使うという工夫から始まったのでしょう。

人は飢えていた頃の記憶からすぐにエネルギーに変換できる甘い物や脂分を美味いと感じるシステムになっているようで、先日も某テレビ番組で目隠しをしてティッシュペーパーの天ぷらを食べると「美味しい!」と思ってしまうとやっていました。
ラーメンという食べ物も「脂」とは切っても切り離せない物だと思います。元々が中華料理から始まったと考えれば油を上手に使うのが中華ですから当然といえば当然なのかもしれません。

さて、今回は中華そば(メンマトッピング)中油で。
この店は「小油」「普通」「中油」「大油」「鬼油」「地獄油」と背脂チャッチャの量を選べますが中油でも表面が白い油の粒で覆われます♪地獄油になると丼からあふれて下のステンレスのトレイまで油がこぼれ落ちるほど!すでに丼を持つことは不可能な状態になります。背脂はコラーゲンも多いのでお肌つるつるにはなるでしょうが、まぁほどほどにということで。

スープは基本的に豚のげんこつと昆布に煮干し、透き通ったスープですが表面は真っ白に油で覆われています♪じつはかなりこの店のスープは煮干しが感じられるやや苦みのあるくらいの醤油味です。が!実はこの表面の背脂の甘さが煮干しの臭いと苦みをマイルドに包み込みます。よって、煮干し嫌いの私でも全く問題なし。(若干奥深さに欠ける醤油と感じなくもないですが)

麺は奇をてらったとんでも無い太麺店じゃない限り、まずどこと比べてもトップクラスの極太縮れ、この縮れのおかげで食感に変化があって面白いです。ツルツルと言うよりモグモグというイメージで満腹感も十分。非常に大好きな麺です、が、ちょっとアゴが疲れます♪

メンマも乾しメンマを時間をかけて戻しているそうで乾しメンマの方が歯ごたえは良いと思います。
チャーシュウはバラ肉の巻きチャーシュウ、脂分の多いタイプなので個人的にはチャーシュウメンはお勧めできない、ただでさえ脂たっぷりのラーメンなのですから。

ほかにはタマネギのみじん切りが入っています、先日行った「源流」もタマネギが入っていましたがパワー系のラーメンにはこのピリッシャリとしたタマネギが抜群に相性が良いと思います。
あとは、岩のり。普通の海苔よりはこの方が湿って溶けて美味しいという物ですから良い組み合わせでしょう。

以前も話題にしましたがカップラーメンでもここのラーメンが出ています。スープや脂の感じはよく似ていますし具も見事に再現しています。そうですね、縮小版の「ラーメン潤」?さすがにあの麺の極太は再現不可能だったようです。

★★★★☆(スープにもう少し複雑さが欲しい)
コメント (2)
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