GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

衣かつぎ

2007年01月10日 08時30分46秒 | 美味しい?物とか
里芋が好きなのだ。

煮物をあまり好まない、なんだか農民ぽい食べ物で、ロケンロ~ラ~が食べる物じゃねぇぜ♪とか言っちゃって。レンコンやら人参やらコンニャクやら煮たのって陰気ジャン。

でも、里芋の煮た奴は好きなのだよ。

こう、ぬるぬる感が良いって言うの?(K1の秋山ヌルヌルは勘弁して欲しいけど)
子供の時分、夏から秋にかけた頃に「きぬかつぎ」っていって黒い泥みたいな皮がついたまま茹でるんだか蒸かすんだかして、端っこをちょっとかじってからキュッてやるとなかから「ちゅるりん」と飛び出てくる奴に、塩を付けて食べると超美味しい!

里芋って言うのは里で作った芋だから里芋なんだね、山で取れる芋は山芋。どっちも多分地下茎を食べてるのだろう。縄文時代にはすでに栽培して食べていたと言われるからサツマイモやジャガイモが登場するまでは芋と言えば里芋が主流だった時代があるわけだ。

あの憧れの芋煮会も多くは里芋で作られているけれど、江戸期にはすでに行われている記録がある。しかも東北地方で多く見られるのだが、どうやら里芋の収穫と保存の問題だったようだ。
冬が来ると元々南方の品種の里芋は温かいところでないと保存が利かない。そのため、秋の収穫祭のようにして消費してしまわなくてはならかったのだ。(村単位ではなく家単位ではあったが)

東北地方でも青森県に芋煮会の習慣がないのは、さらに寒冷な為に里芋自体が取れなかったことからのようだし、逆に関東以南で芋煮会の習慣がないのは暖かい気候で保存が可能だったからとされているから、つまり芋煮会は非常に限られた条件の中での誕生だったわけだ。

里芋には高脂血症を改善する力もあるそうで、野菜としてはカロリーが高い方だけれどジャガイモやサツマイモよりだいぶ低いらしいしまわりのぬるぬる成分は胃の粘膜を守って腸の動きを良くするらしい。

いいね!里芋♪

今回は圧力鍋で煮たので衣かつぎの衣装がきれいに剥けて美味しかったのだぁ。

コメント (2)
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