ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

「国民が聞く耳を持たなくなった」

2010-06-04 06:48:26 | 日々の出来事
 昨日の鳩山さんの「国民が聞く耳を持たなくなった」という言葉を聞いて、聞き間違えではないかと思いました。

「国民の立場に立って、国民の視線で…」と民主党政権を進めると言われたのは8ヶ月余前のことでした。お金持ちでおられることは重々知っておりましたが、お母さまから頂くおこずかいの額に、公表された資産に(それでも全部ではないでしょう、ね)仰天し、とても国民、庶民の生活目線には立てない方だと思いました。想像もできないでしょうね。お育ちがよろしいので「友愛」精神に満ちた優しさはおありだったのでしょうし、ぶらさがり記者会見も、答弁も丁寧な言葉遣いでしたが、具体的に政治を動かすリーダーシップはお持ちではなかったのでしょうか・、さっぱり好転しない経済不安、将来の見えない閉そく感は若い人は勿論、お年寄りにも活力がでません。人と人の信頼感が持てない、関わりを持てない社会は幸福ではないです。

「国民の声がどんどん聞こえなくなってしまいました」
「国民の思いが見えなくなってしまいました」
「私の耳が遠くなってしまったのでしょうか。私の目が見えなくなってしまったのでしょうか。」
「国民の皆様が何を望んでおられるのか、私なりに解釈していましたがどうもずれていってしまったのは、自分の思いにとらわれすぎていたのでしょうか」
「現実にきちんと向き合っていなかのでしょうか」
「普天間問題、普天間問題と言われるが、私は沖縄から基地を移動したいと本気で思っていたのに、なんでこんなことになってしまったのでしょう。今回の決断は本当に苦渋の決断だったのに~」
「もっと早く国民の言葉を聞き、自分の言葉を告げて、直接対話の機会を持って、理解しあう努力をすれば良かったなぁ」
「総理でなかったら、もっとフットワークを軽く車座になって対話ができただろうか」
すべて私の不徳の致すところ…などと、済州島で自問自答していらしたのでしょうか。

 それにしても聞く耳を持っていなかったのが国民ですか?
 国民が、総理の話を聞かなくなっていったのですか?

 「政治とカネ」も、参院選の前のこのタイミングでの辞任劇も自民党体質と変わりませんねぇ。樽床さん、七奉行の一人のようですが松下政経塾出身なのですね。つぶれなきゃいいですが、新しい風になるでしょうか。なんだかんだと荒唐無稽のような理想を語っていた鳩山さんの目指そうとした政治を、良い理念は継承してもう少し地に足をつけつつ具体化して欲しい気持ちもあるのですが…。どなたが総理になっても、大変ですね。後処理が一杯ありますから。

 政治って、人間臭くて、どろどろしすぎて性には合いませんが、でも面白いです。何といっても、目先の生活ではなく大所高所に立って国家国民のことを考えて下さる方々に、頑張っていただかないと…神様からの真理と正義の霊が豊かに注がれて、良い施政ができますように祈ることとします。


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