五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・5・30

2014-05-31 01:34:57 | 日記
誰もお客さんのいない店にいて、ふと今日が金曜日だと気づくと、店の経営者ならお客さんが一人もいないことに落ち込むべきなのに、あることに気づいて11時を過ぎると落ち着かなくなる。12時10分から今季一番のお気に入りドラマの「大川端探偵社」のオンエアがあるのだ。毎週録画はしてあるし、いくらなんでもテレビドラマを見る為だけに店を閉めてしまうのも罪悪感が生まれるので、キッチンの模様替えなどしながら時を過ごすが、11時半が限界。今から店を出ても待ち会う筈はないのに電車も使わず車も使わず歩く。ただ歩く。一昨日いくら40分で帰ることが出来たからって更に十分短縮は不可能だ。でも、歩く。黙々と歩く。何のために?それは12時10分から始まる「大川端探偵社」を見る為だけにただ歩くのだ。最初にこの番組をみたのは三週間前だった。フロデューサーのKさんに今季イチオシだと言われてホントかよと疑い半分に予約録画しておいた第五話「アイドルは桃ノ木マリン」にずっぽり嵌まってしまったのだ。その証拠に、録画した番組は見た段階で消去するのに、ごの第五話「アイドルは桃ノ木マリン」は切なくて哀しくて愛しくてどうにも消去する決断がつかず、永久保存版になりつつある。因みにこの回のゲスト、マキタスポーツが憧れていたアイドル(小池里奈)と妄想の中でフリツキで歌うのは「瞳はA級保存」と云うタイトルだった、なんてすっかりオタク化した話はどうでもよくて、今日もまたジャスト40分、ギリギリで部屋に到着して缶ビールで喉を潤わせながら見た第八話「夏の雪女」(脚本・黒住光+大根仁)はシナリオと演出の上手さに画面に吸いよせられる。ラストシーンは秀逸。「ついてこい」はオダギリジョーじゃなくては言えない名台詞だ。おそらく今年見たどの映画より映画的な作品。多分この第八話は最後のシーンを見たいが為に永久保存版の候補だろう。クソッ、見逃してしまった第一話から第四話を見ることが出来なかったのが悔しい。この番組のチーフフロデューサーのNさんは前の店のお客さんだったし、電話してDVDを送ってくれと云ったりして恥をかいてしまいかねない。それほどこのドラマは魅力的で、今も頭の中にはエゴラッピンの歌う番組の主題歌8 Neon Sign Stomp」が聞こえている。
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