何故か連休は昨日までだと思い込んでいて、さて今日からは気持ちを新たにして頑張ろうと寝る時に思ったかのか気分が高揚していて、三時に寝たのに七時には起きてしまって、ラジオを付けたらDJが「いよいよ連休も今日までですね」と言っている。念のためカレンダーを見る。数字が赤くなっている。途端馬鹿馬鹿しくなってマイスリーを飲んで寝てしまって、起きたのは十一時。途中「休憩」を挟んで八時間は眠ったことになる。それなのに眠い。たまらなく眠くて、おにぎりに月見たぬきうどん、ソーセージに漬け物なんて妙な組み合わせの食事をすると、またもやソファで眠ってしまう。時間がなくなる。持ち時間が少ないと云うのにどんどんどんどん時間が少なくなっていく。スーパーで刺身(青柳、貝柱、しめサバ、イカ)の安売りをしていたので買い物して五時に店。寒かったので鍋が急に食べたくなり、豆腐と春菊の鍋を用意して、刺身と一緒に老老ディナー。今日は連休最後の日だしお客さんは望めないだろうと諦めいたら、ノンフィクションライターのIさんがT出版社のIさんとKさんと来店してくれて十二時過ぎまで貸し切り状態で飲んで食べて行ってくれる。1時前今日もまたスーパーの袋にゴミを詰め込んで店を出る。今日は部屋に帰るまでの約一時間ポルトガル語は中止して、店にいる間からずっと考えていた芝居の前半部分の構成と所々のセリフを口にだして歩く。深夜こうして都会の街を歩いていると誰でも詩人になってしまうのだろう。とてもいい芝居が出来そうで一人北叟笑んでいる。